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NYの視点:最近の米賃貸に伸び鈍化傾向、いずれCPI鈍化に反映

配信日時:2024/07/24 07:36 配信元:FISCO
*07:36JST NYの視点:最近の米賃貸に伸び鈍化傾向、いずれCPI鈍化に反映 全米不動産業者協会(NAR)が発表した6月中古住宅販売件数は前月比―5.4%の389万戸と、予想399戸を下回った。30年物の住宅ローン固定金利が7%に上昇したことが売り上げを鈍らせたと見られている。その後、金利は6%台後半に低下している。在庫は前年比+23.4%。過去最低水準からの増加で、供給期間は4.1カ月と平均の6か月を依然下回っており、供給不足の状況は継続していると見られる。100万ドル超の販売が伸びたため、中間価格は4.1%増の426900ドル。

消費者物価指数(CPI)の構成で3分の1を占めるシェルター(住まいの価格)は現状で前年比+5.2%。ピークからは鈍化も、2016年から2019年の平均3.3%を大きく上回ったまま。住宅インフレが根強く、CPIの鈍化を妨げていることを、連邦準備制度理事会(FRB)は懸念しており、高金利を長期にわたり維持する必要性を指摘している。ただ、民間の各住宅関連会社の6月賃貸動向では、この数値を大きく下回る。

Core logic: 前年比+3%
National rent report: ―0.7%
Zillow:+3.5%
Redfn:+0.8%

アナリストは現行の動きと、CPIの結果に大きな時間差があり、民間の住宅会社の統計をもとに、CPIが今後一段と鈍化する可能性を指摘している。9月連邦公開市場委員会(FOMC)までにはあと、2回のCPIが発表されるが、4-6月期に続いて、インフレ鈍化が進行した証拠が見られると、FRBは9月会合で市場の想定通り利下げを開始することが正当化される。


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