本日の注目個別銘柄
ブロンコB、SE H&I、良品計画など
配信日時:2024/07/19 15:46
配信元:FISCO
<4503> アステラス薬 1642 -55大幅反落。ジェフリーズ証券では投資判断を「バイ」からホールド」に格下げ、目標株価も2100円から1700円に引き下げている。過活動膀胱治療薬ミラベグロン、ほてり治療薬ヴェオザ、地理的萎縮治療薬イゼルヴェイなどの売上予測を下方修正しており、今後5年間の年間売上高予想を平均5%減額のもよう。EBITDA予想はコンセンサスを9%ほど下回る水準となるようだ。
<7453> 良品計画 2828 +150.5大幅反発。みずほ証券では投資判断「買い」を継続し、目標株価を3200円から3800円に引き上げている。為替前提変更や新商品効果などによって業績予想を上方修正しており、株価指標面には割安感が強いと判断しているようだ。組織改革の効果によって衣服・雑貨では在庫コントロールが機能しているほか、生活雑貨・食品では新商品の発売継続によって単品としての製品レベルは向上と評価している。
<9627> アインHD 5769 +100大幅続伸。社長インタビュー報道が伝わっている。フランフランの買収資金について、「増資による調達は必要ない」との考えを示しており、安心感につながっているようだ。買収発表後に株価は軟調推移となっており、増資への警戒感なども燻っていたとみられる。買収費用は現預金や借り入れでまかなうもよう。なお、筆頭株主の投資ファンドであるオアシス・マネジメントは、新株発行による資金調達を避けるよう求めているようだ。
<2206> グリコ 4615 +212大幅続伸。前日に提出された大量保有報告書によると、ダルトン・インベストメンツが5.06%を保有する大株主になったことが明らかになった。株価が過小評価され魅力的な投資機会であると考え、長期的に保有していくとしている。また、株主価値向上のため、役員構成の変更、配当方針や資本政策の変更などといった重要提案行為を行う可能性もあるとしている。株主価値向上に向けた取り組みの強化へつながるとの見方が先行。
<9478> SE H&I 278 -21大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の5.9億円から4.5億円、前年同期比30.9%減に、通期では12億円から10億円、前期比17.7%減にそれぞれ引き下げ。オンライン広告市場の低迷による広告収入減少や制作コスト・販売コストの増加、採用、育成コストの増加などが背景となるようだ。比較的早い段階での通期下方修正にネガティブな反応が強まっている。
<7826> フルヤ金属 4555 +135反発。前日に業績予想の下方修正を発表、24年6月期営業利益は従来予想の102億円から97億円、前期比15.5%減に引き下げ。薄膜部門やファインケミカル・リサイクル部門の売上回復の遅れなどが背景となるもよう。ただ、第3四半期までの状況からは下振れ懸念も強かったようで、ネガティブな反応は限定的。一方、記念配当30円の実施により、年間配当金は従来予想の256円から286円に引き上げている。
<3409> 北日本紡績 101 +3一時ストップ高まで急伸。メディロムの子会社であるMEDIROM MOTHER Labsが開発した、世界初の充電不要のスマートトラッカー「MOTHER Bracelet」の販売店契約を締結したと発表。また、メディロムグループとの戦略的販売業務提携に関する協議も開始した。従来のウェアラブルデバイスでは、充電切れによるデータ欠損が課題とされていた。同社ヘルスケア事業の成長につながるものと期待も。
<4554> 富士製薬 1466 -85大幅続落。第三者割当による新株予約権の発行を発表している。割当先は野村證券となる。これによる差引手取概算額は約9.2億円となるもよう。複数の回号の新株予約権の行使価額を異なるターゲットの株価水準に設定しており、当初行使価額は第1回が1564円、第2回が2000円、第3回が2700円となる。新株予約権が全て行使された場合の希薄化は19.79%となるもようで、潜在的な希薄化を懸念する動きが先行。
<3091> ブロンコB 3520 -280大幅続落。前日に上半期決算を発表、営業利益は12.2億円で前年同期比2.1倍となり、従来予想の9.4億円を大幅に上回った。つれて、通期予想は従来の19.5億円から22.7億円に上方修正している。既存店売上高の好調推移などが業績上振れの主因。
年間配当金も従来計画20円から24円に引き上げ。ただ、第1四半期の利益水準から業績上振れは織り込み済み、修正幅は想定線とみられ出尽くし感が先行。
<6146> ディスコ 52700 -2560大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業益は334億円で前年同期比96.7%増となり、ほぼ市場コンセンサス水準で着地した。単体速報値をすでに発表していることからもサプライズは限定的。一方、上半期計画は660億円で同46.6%増の見通しとしており、7-9月期前提の営業益326億円はコンセンサスを100億円強下振れる。保守的な計画とはみられるものの、高値警戒感も残る中で見切り売り先行の動きに。
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