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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
配信日時:2024/07/16 11:18
配信元:FISCO
*11:18JST 概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は小幅続伸、米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測
【ブラジル】ボベスパ指数 129320.96 +0.33%
15日のブラジル株式市場は11日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.33%(423.98ポイント)高の129320.96で引けた。日中の取引レンジは128723.20-129485.44となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。早期の米利下げ観測が引き続き好感され、買いは継続した。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。5月の経済活動指数は前年同月比で1.30%となり、予想の1.10%を上回ったものの、前月の4.28%を大幅に下回った。
【ロシア】MOEX指数 2913.48 -2.01%
15日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.01%(59.73ポイント)安の2913.48ポイントで引けた。日中の取引レンジは2910.48-2994.45となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、利上げ懸念も引き続き圧迫材料となった。ほかに、欧米との対立激化が引き続きロシア株のマイナス材料となった。
【インド】SENSEX指数 80664.86 +0.18%
15日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比145.52ポイント高(+0.18%)の80664.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同84.55ポイント高(+0.35%)の24586.70で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測が外資の流出懸念を後退させた。また、経済指標の改善も好感された。5月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は5.9%となり、前月の5.0%と予想の4.9%を上回った。ほかに、外国人投資家の買い越しが指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2974.01 +0.09%
週明け15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.72ポイント高(+0.09%)の2974.01ポイントと小幅ながら3日続伸した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の景気鈍化が警戒される中、「当局は追加の景気テコ入れ策を打ち出す」との期待が高まった。中国で取引時間中に公表された今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.7%にとどまり、前四半期(1-3月)の実績(5.3%)、市場予想(5.1%)をともに下回っている。6月の経済統計に関しては、鉱工業生産は予想をやや上回ったものの、小売売上高は大幅に下回った。住宅価格の下落も続いている。また、12日に発表された金融統計では、人民元建て新規融資額が予想に届かず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回って過去最低を記録した。
<AK>
15日のブラジル株式市場は11日続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.33%(423.98ポイント)高の129320.96で引けた。日中の取引レンジは128723.20-129485.44となった。
前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅をやや拡大させた。早期の米利下げ観測が引き続き好感され、買いは継続した。一方、指数の上値は重い。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。また、弱い経済指標も指数の足かせに。5月の経済活動指数は前年同月比で1.30%となり、予想の1.10%を上回ったものの、前月の4.28%を大幅に下回った。
【ロシア】MOEX指数 2913.48 -2.01%
15日のロシア株式市場は続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比2.01%(59.73ポイント)安の2913.48ポイントで引けた。日中の取引レンジは2910.48-2994.45となった。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、利上げ懸念も引き続き圧迫材料となった。ほかに、欧米との対立激化が引き続きロシア株のマイナス材料となった。
【インド】SENSEX指数 80664.86 +0.18%
15日のインドSENSEX指数は小幅続伸。前日比145.52ポイント高(+0.18%)の80664.86、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同84.55ポイント高(+0.35%)の24586.70で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅を縮小させた。米国が大幅な利下げに踏み切るとの観測が外資の流出懸念を後退させた。また、経済指標の改善も好感された。5月の鉱工業生産の増加率(前年同月比)は5.9%となり、前月の5.0%と予想の4.9%を上回った。ほかに、外国人投資家の買い越しが指数をサポートした。
【中国本土】上海総合指数 2974.01 +0.09%
週明け15日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比2.72ポイント高(+0.09%)の2974.01ポイントと小幅ながら3日続伸した。
中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。中国の景気鈍化が警戒される中、「当局は追加の景気テコ入れ策を打ち出す」との期待が高まった。中国で取引時間中に公表された今年第2四半期(4-6月)の国内総生産(GDP)成長率は前年同期比4.7%にとどまり、前四半期(1-3月)の実績(5.3%)、市場予想(5.1%)をともに下回っている。6月の経済統計に関しては、鉱工業生産は予想をやや上回ったものの、小売売上高は大幅に下回った。住宅価格の下落も続いている。また、12日に発表された金融統計では、人民元建て新規融資額が予想に届かず、マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回って過去最低を記録した。
<AK>
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