後場の投資戦略
金利上昇が重しだが金融株は買われる展開
配信日時:2024/05/29 12:24
配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38789.52;-65.85TOPIX;2761.05;-7.45
[後場の投資戦略]
長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時1.065%まで上昇するなど上昇基調は継続している。ただ、米10年債利回りも4.5%まで上昇したことで、日米金利差は3.4%ほどのままである。為替は1ドル157円20銭台と昨日よりは円安に振れているが、上値は重くなっている。日銀の安達誠司審議委員は、午前の熊本県金融経済懇談会で「(持続的・安定的な物価上昇)の達成確信までは緩和的な環境維持が重要」とハト派な発言を行ったが、国債購入に関しては「需給など総合的に勘案、段階的に減額」とも発言したことで、金利のじり高が継続する可能性もある。銀行株や保険株への刺激材料となりそうだが、後場の日経平均は様子見ムードが強まり、前日比マイナス圏での推移が続きそうだ。
<AK>
日経平均;38789.52;-65.85TOPIX;2761.05;-7.45
[後場の投資戦略]
長期金利の指標である新発10年物国債利回りは一時1.065%まで上昇するなど上昇基調は継続している。ただ、米10年債利回りも4.5%まで上昇したことで、日米金利差は3.4%ほどのままである。為替は1ドル157円20銭台と昨日よりは円安に振れているが、上値は重くなっている。日銀の安達誠司審議委員は、午前の熊本県金融経済懇談会で「(持続的・安定的な物価上昇)の達成確信までは緩和的な環境維持が重要」とハト派な発言を行ったが、国債購入に関しては「需給など総合的に勘案、段階的に減額」とも発言したことで、金利のじり高が継続する可能性もある。銀行株や保険株への刺激材料となりそうだが、後場の日経平均は様子見ムードが強まり、前日比マイナス圏での推移が続きそうだ。
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