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午前:債券サマリー 先物は大幅続落、長期金利1.065%に上昇

配信日時:2024/05/29 11:09 配信元:MINKABU
 29日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は大幅に続落した。連休明けの米国市場で長期債価格が下落(金利が上昇)したことが重荷となった。日銀が早期に利上げに踏み切るとの見方も広がり、債券への売り圧力が強まった。  米国市場ではミネアポリス連銀のカシュカリ総裁の発言がタカ派と受け止められたほか、市場予想を上回った5月の米消費者信頼感指数を受けて米景気の底堅さが意識され、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退した。米国債の入札についても低調な結果となったと受け止められた。  国内では利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントのない1日となったが、日銀の政策修正を巡る思惑とともに、日銀が今後の国債買い入れオペで、買い入れ額を減額する可能性を指摘する市場参加者も多く、債券需給への悪影響が懸念された。  先物6月限は前営業日比36銭安の143円14銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.030ポイント高い1.065%に上昇。2011年12月以来の高水準をつけた。 出所:MINKABU PRESS

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