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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ
配信日時:2024/05/23 09:23
配信元:FISCO
*09:23JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は小反発、中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 125650.03 1.38%
22日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1761.52ポイント安(-1.38%)の125650.03で引けた。日中の取引レンジは125524.26-127411.55となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧米など海外市場の下落もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、米高金利の長期化観測が外資の流出懸念を高めた。
【ロシア】MOEX指数 3444.64 +0.47%
22日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.26ポイント高(+0.47%)の3444.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは3433.36-3449.43となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。中国の景気支援スタンスが好感されたもようだ。また、連日の下落で値ごろ感も強い。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、欧米市場の下落などもロシア株の売り圧力を強めた。
【インド】SENSEX指数 74221.06 +0.36%
22日のインドSENSEX指数は強含み。前日比267.75ポイント高(+0.36%)の74221.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.75ポイント高(+0.31%)の22597.80で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。インフレ率の落ち着き観測が好感された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、政府が定めている4%のインフレ目標は25年度に達成するとの見方を示した。また、2023年度の成長率が7.8%になるとの予測も支援材料。予想通りなら政府が2月に予測した7.6%を上回る。
【中国本土】上海総合指数 3158.54 +0.02%
22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.57ポイント高(+0.02%)の3158.54ポイントと小反発した。
中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。超長期特別国債の発行で財政政策を強化するほか、売れ残り住宅の買い上げなど不動産業の支援も拡充する。新規の買い材料に乏しい中、これまでの経済対策が再びクローズアップされた格好だ。もっとも、上値は限定的。欧米と中国の対立激化を警戒し、指数は安く推移する場面もみられた。外電は22日、業界団体からの情報として、「大排気量エンジンを搭載した自動車に対し、中国が輸入関税の引き上げを検討しているもよう」などと報じた。それより先、イエレン米財務長官は21日、欧米は自国の製造業を守るため、中国の過剰な工業生産能力に連携して対応する必要があると述べている。
<CS>
22日のブラジル株式市場は4日続落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1761.52ポイント安(-1.38%)の125650.03で引けた。日中の取引レンジは125524.26-127411.55となった。
売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の下落が資源セクターの売り手掛かり。また、欧米など海外市場の下落もブラジル株の売り圧力を高めた。ほかに、米高金利の長期化観測が外資の流出懸念を高めた。
【ロシア】MOEX指数 3444.64 +0.47%
22日のロシア株式市場は小反発。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比16.26ポイント高(+0.47%)の3444.64ポイントで引けた。日中の取引レンジは3433.36-3449.43となった。
買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。中国の景気支援スタンスが好感されたもようだ。また、連日の下落で値ごろ感も強い。一方、原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、欧米市場の下落などもロシア株の売り圧力を強めた。
【インド】SENSEX指数 74221.06 +0.36%
22日のインドSENSEX指数は強含み。前日比267.75ポイント高(+0.36%)の74221.06、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.75ポイント高(+0.31%)の22597.80で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。インフレ率の落ち着き観測が好感された。インド準備銀行(中央銀行)はこのほど、政府が定めている4%のインフレ目標は25年度に達成するとの見方を示した。また、2023年度の成長率が7.8%になるとの予測も支援材料。予想通りなら政府が2月に予測した7.6%を上回る。
【中国本土】上海総合指数 3158.54 +0.02%
22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.57ポイント高(+0.02%)の3158.54ポイントと小反発した。
中国の景気支援スタンスが改めて材料視される流れ。超長期特別国債の発行で財政政策を強化するほか、売れ残り住宅の買い上げなど不動産業の支援も拡充する。新規の買い材料に乏しい中、これまでの経済対策が再びクローズアップされた格好だ。もっとも、上値は限定的。欧米と中国の対立激化を警戒し、指数は安く推移する場面もみられた。外電は22日、業界団体からの情報として、「大排気量エンジンを搭載した自動車に対し、中国が輸入関税の引き上げを検討しているもよう」などと報じた。それより先、イエレン米財務長官は21日、欧米は自国の製造業を守るため、中国の過剰な工業生産能力に連携して対応する必要があると述べている。
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