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【↓】日経平均 大引け| 大幅安、半導体関連が売られ3万8000円台割れ (4月17日)
配信日時:2024/04/17 18:16
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 38587.47
高値 38587.61(09:00)
安値 37961.80(15:00)
大引け 37961.80(前日比 -509.40 、 -1.32% )
売買高 17億7851万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆5024億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅安、3万8000円台を割り込む
2.前日にNYダウ下げ止まり、朝方は買いが先行
3.朝高後に値を消し、後場は下げ加速の展開に
4.ASML決算受け、半導体関連への売りがかさむ
5.値下がり銘柄数1400近く、84%の銘柄が下落
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比63ドル高と7日ぶりに反発した。好決算を発表した米医療保険大手ユナイテッドヘルスが上昇し指数を押し上げた。
東京市場では、朝方は買い優勢で始まったものの、日経平均株価はその後すぐに値を消す展開。後場は下げ幅を広げフシ目の3万8000円を割り込んだ。
17日の東京市場は、大荒れの地合いとなった。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は続落歩調となったものの、NYダウが上げ幅は限定的ながら7日ぶりに反発し、下げ止まる動きをみせた。これを受け日経平均は朝方は空売り筋の買い戻しなどが利いて高く始まった。しかし、それに続く実需の買い意欲に乏しく、その後はすぐに値を消し下値を模索する展開に変わった。半導体関連株への売り圧力が強く、全体相場を押し下げる形に。緊迫化する中東情勢に加え、日本時間午後に発表されたオランダの半導体製造装置大手ASMLの決算が市場予想に届かなかったことが嫌気された。日経平均は500円を超える下げで安値引けとなったが、個別株も値下がり銘柄数が1400近くに及び、プライム上場銘柄の84%の銘柄が下落するリスク回避ムードの強い地合いだった。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が大幅安で値下がり率トップとなり、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>なども軟調に推移した。東京電力ホールディングス<9501>が前日に続き大きく利食われたほか、トヨタ自動車<7203>も下値を探った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、三井E&S<7003>が値を下げた。マネーフォワード<3994>が大幅安、富士石油<5017>の下げも目立った。
半面、ディスコ<6146>が商いを伴い上昇、三菱重工業<7011>も買いが優勢だった。川崎汽船<9107>が上値を伸ばし、レゾナック・ホールディングス<4004>は商いを膨らませ急騰した。ネオジャパン<3921>が値上がり率トップに買われ、TOWA<6315>も物色人気。タツモ<6266>も大きく水準を切り上げた。インターアクション<7725>も値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、富士フイルム <4901>、ディスコ <6146>、川崎汽 <9107>、ヤマハ発 <7272>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約21円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、レーザーテク <6920>、東エレク <8035>、ファナック <6954>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約190円。
東証33業種のうち上昇は海運業、その他製品の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)化学、(2)精密機器、(3)倉庫運輸関連、(4)機械、(5)食料品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)石油石炭製品、(3)鉱業、(4)パルプ・紙、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△エコモット <3987> [東証G]
建設現場向け体調管理ソリューションを大林組 <1802> と開発。
△ネオジャパン <3921> [東証P]
グループウェアの価格改定を材料視。
△レゾナック <4004> [東証P]
半導体・電子材料の見通しを引き上げ24年12月期業績予想を上方修正。
△トリケミカル <4369> [東証P]
先端半導体向け材料で商機拡大の思惑。
△トリプルアイ <5026> [東証G]
AIアルコール検知システムとLINE WORKSの連携を引き続き材料視。
△オキサイド <6521> [東証G]
決算説明会の質疑応答要旨の開示で買い安心感広がる。
△コンヴァノ <6574> [東証G]
筆頭株主の青木氏が保有株を資産管理会社に移行。
△東洋証券 <8614> [東証P]
24年3月期は営業黒字転換で着地。
△川崎汽 <9107> [東証P]
ホルムズ海峡の地政学リスク再燃とバルチック指数上昇で思惑。
△鈴与シンワ <9360> [東証S]
NTTデータと協業し業績急拡大途上。
▼エフ・コード <9211> [東証G]
公募増資の発表で希薄化を警戒。
▼オプティマス <9268> [東証S]
24年3月期下方修正を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ネオジャパン <3921>、(2)レゾナック <4004>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)インターアク <7725>、(5)エンプラス <6961>、(6)TOWA <6315>、(7)タツモ <6266>、(8)FPパートナ <7388>、(9)トレファク <3093>、(10)川崎汽 <9107>。
値下がり率上位10傑は(1)レーザーテク <6920>、(2)マネフォ <3994>、(3)ベクトル <6058>、(4)九州電 <9508>、(5)Dガレージ <4819>、(6)富士石油 <5017>、(7)DDグループ <3073>、(8)ミスミG <9962>、(9)トーエネク <1946>、(10)セルソース <4880>。
【大引け】
日経平均は前日比509.40円(1.32%)安の3万7961.80円。TOPIXは前日比33.96(1.26%)安の2663.15。出来高は概算で17億7851万株。東証プライムの値上がり銘柄数は226、値下がり銘柄数は1388となった。東証グロース250指数は650.12ポイント(11.48ポイント安)。
[2024年4月17日]
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