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午前:債券サマリー 先物は反落、米債券安が影響

配信日時:2024/04/16 11:35 配信元:MINKABU
 16日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は反落。15日に発表された3月の米小売売上高が市場予想を上回ったことを受け、同日の米長期債相場が反落(金利は上昇)したことが影響した。  米消費の底堅さが示されたことで、15日の米債券市場では米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が後ずれするとの観測が一段と強まった。米長期金利は一時4.66%と約5カ月ぶりの高水準をつけ、この流れが東京市場に波及。足もとでの急速な円安進行が日銀の追加利上げを後押しするとの見方も国内金利の上昇圧力となり、債券先物は朝方に144円12銭まで下押す場面があった。ただ、中東情勢の緊迫化を背景に下値ではリスクオフの買いが入りやすいほか、時間外取引で米長期金利の上昇が一服していることもあり、前引けにかけて下げ渋った。なお、きょうは財務省が流動性供給入札(対象:残存期間5年超15.5年以下)を実施する。  午前11時の先物6月限の終値は、前日比14銭安の144円27銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.875%をつけ、その後は前日比0.010%上昇の0.865%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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