みんかぶニュース 為替・FX

午前:債券サマリー 先物は横ばい、長期金利は一時0.720%に上昇

配信日時:2024/03/01 11:11 配信元:MINKABU
 1日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は横ばいとなった。前日の米国市場で、長期債相場が上昇(金利が低下)したことを支えに買いが先行した。日銀の植田和男総裁がブラジル・サンパウロで開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見において、物価安定目標について、現時点で達成が見通せる状況ではないとの認識を示したことで、前日に広がった早期の政策正常化観測が和らいだことも円債相場を支援した。一方、日経平均株価が大幅高となるなど、リスク選好ムードが強まったことは、相場の重荷となった。  米国の債券市場では、月末とあって持ち高調整の買いが入り、相場を下支えしたようだ。米個人消費支出(PCE)コア価格指数は前年同月比2.8%上昇と、市場予想と一致した。東京市場では利付国債の入札や国債買い入れオペといった需給イベントがなく、株式市場や為替市場をにらんだ展開となった。  先物3月限は前営業日比変わらずの146円26銭で午前の取引を終えた。一方、現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高い0.715%で推移。一時0.720%まで上昇した。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ