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概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、米長期金利の落ち着きも引き続き好感

配信日時:2023/11/22 09:25 配信元:FISCO
*09:25JST 概況からBRICsを知ろう ロシア株式市場は3日続伸、米長期金利の落ち着きも引き続き好感 【ブラジル】ボベスパ指数 125626.03 -0.26%
21日のブラジル株式市場は5日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比331.03ポイント安(-0.26%)の125626.03で引けた。日中の取引レンジは125059.77-125957.06となった。

終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅をやや縮小させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、通貨レアルが対米ドルで反落したことも足かせとなった。ほかに、成長予想の下方修正が警戒された。2023年の成長予想は2.89%から2.85%に下方修正された。一方、指数の下値は限定的。インフレ予想の下方修正が追加の金融緩和期待を高めた。

【ロシア】MOEX指数 3218.48 +0.35%
21日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比11.12ポイント高(+0.35%)の3218.48ポイントで引けた。日中の取引レンジは3193.46-3219.11となった。

軟調な展開が続いた後は終盤プラス圏を回復した。通貨ルーブル高の進行がロシア株の支援材料。また、米長期金利の落ち着きも引き続き好感された。一方、欧米市場が弱含みの展開を示したことが指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 65930.77 +0.42%
21日のインドSENSEX指数は小反発。前日比275.62ポイント高(+0.42%)の65930.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同89.40ポイント高(+0.45%)の19783.40で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米長期金利の低下を受け、外資の流出懸念は後退した。また、インフレ率の落ち着き観測なども追加の金融緩和期待を高めた。

【中国本土】上海総合指数 3067.93 -0.01%
21日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比0.39ポイント安(-0.01%)の3067.93ポイントと小幅ながら3日ぶりに反落した。

売り圧力が意識される流れ。指数は10月の安値から160ポイント超上昇しただけに、戻り売りが優勢となっている。経済対策の期待感や人民元高の進行などを手がかりに、指数は心理的節目の3100ポイントに接近する場面がみられた(高値は3089.77ポイント)。また、半導体分野を巡る米中の対立も蒸し返されている。

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