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NYの視点:米4-6月期もマイナス成長でテクニカルリセッションの兆候、FRBの利上げは継続
配信日時:2022/07/26 07:40
配信元:FISCO
米連邦準備制度理事会(FRB)は今週開催される連邦公開市場委員会(FOMC)でも高インフレを抑制するため0.75%の利上げに踏み切る見込みとなっている。同時に、最近の経済指標からは成長減速の兆候が見られ、1-3月期に続いて4-6月期の国内総生産(GDP)もマイナス成長でテクニカルリセッション入りする可能性が強まりつつある。同時に価格の高騰も急激に収束しつつある。
■活動縮小の兆候
・6月シカゴ連銀全米活動指数:-0.19(予想0、5月:-0.19←0.01)
・7月ダラス連銀製造業活動指数:-22.6(予想:-18.5、6月:-17.7)
・7月S&Pサービス業PMI:47.0(予想52.7、6月52.7)
・7月S&P総合PMI:47.5(予想52.4、6月52.3)
・アトランタ連銀4-6月期GDP予想(現時点):-1.59%(1-3月期GDP-1.6%)
7月ダラス連銀製造業活動指数は-22.6と予想を下回り3カ月連続のマイナスとなり、20年5月来で最低となった。主要項目である新規受注も—9.2と、6月の-7.3からさらに悪化。同時に価格も低下基調で、原材料支払い価格は38.4と、6月の57.5から大幅に低下し、6カ月平均の61.1も下回った。販売価格も29.3と、6月の33.8から低下。6カ月平均の40.1も下回った。賃金は38.1で、4カ月連続で低下した。
FRBは前回6月FOMCでも指摘しているとおり、景気減速を予想しているが、景気後退は想定しておらず、高インフレへの対処を最優先とする方針。利上げも計画通り進めると見られている。ただ、もし、インフレが急速に収まった場合は、FRBの急速で大幅な利上げの必要性はなくなる。鍵は燃料価格動向。現在は一時的に上昇が一服しているが、構造的に問題が解決されたわけではなく、再び上昇するリスクも残る。FOMCでは特にガイダンスに注目される。
<FA>
■活動縮小の兆候
・6月シカゴ連銀全米活動指数:-0.19(予想0、5月:-0.19←0.01)
・7月ダラス連銀製造業活動指数:-22.6(予想:-18.5、6月:-17.7)
・7月S&Pサービス業PMI:47.0(予想52.7、6月52.7)
・7月S&P総合PMI:47.5(予想52.4、6月52.3)
・アトランタ連銀4-6月期GDP予想(現時点):-1.59%(1-3月期GDP-1.6%)
7月ダラス連銀製造業活動指数は-22.6と予想を下回り3カ月連続のマイナスとなり、20年5月来で最低となった。主要項目である新規受注も—9.2と、6月の-7.3からさらに悪化。同時に価格も低下基調で、原材料支払い価格は38.4と、6月の57.5から大幅に低下し、6カ月平均の61.1も下回った。販売価格も29.3と、6月の33.8から低下。6カ月平均の40.1も下回った。賃金は38.1で、4カ月連続で低下した。
FRBは前回6月FOMCでも指摘しているとおり、景気減速を予想しているが、景気後退は想定しておらず、高インフレへの対処を最優先とする方針。利上げも計画通り進めると見られている。ただ、もし、インフレが急速に収まった場合は、FRBの急速で大幅な利上げの必要性はなくなる。鍵は燃料価格動向。現在は一時的に上昇が一服しているが、構造的に問題が解決されたわけではなく、再び上昇するリスクも残る。FOMCでは特にガイダンスに注目される。
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