注目トピックス 日本株
今週のマーケット展望「日経平均予想は27500~28500円」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
配信日時:2022/07/25 10:13
配信元:FISCO
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。
先週の日本株は強かったですね!全面高の日も目立ったので、保有株が上がったという方は多いのではないでしょうか。その反動で週明けの今朝はさすがに調整が入っていますね。
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月25日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、『先週末まで日経平均は7日続伸し、過熱感が出ている。例えば東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は買われ過ぎとされる目途の130を超えた。3月下旬に日経平均が9連騰した時も騰落レシオはここまで上昇しなかった』と振り返ります。
そして、『先週末の米国市場でナスダックが大きく下げたことと円高への揺り戻しを受けて、週明けの東京市場はさすがに反落するだろう。しかし、ここで一押し入れた方が健全な調整と言える。ナスダックの下げもスナップの急落によるところが大きいし、それほど深刻なものではない。米国の長期金利は大きく低下しており、株価の支えになるだろう』と今週の値動きを予想しています。
そんな今週の大きなイベントは、『FOMC、米国のGDP速報、GAFAMの決算発表だ』としています。ただ、『先週の市場展望でも述べた通り、75bpsの利上げは織り込み済みで材料にはならないだろう』と広木さんはみているようです。
GAFAMの決算日程は、『マイクロソフト、アルファベットが26日、メタ・プラットフォームズが27日、アップル、アマゾンが28日に発表する予定』とのこと。
広木さんは『先行して決算を発表したネットフリックスやテスラなどの株価は決算発表を受けて上昇した。ネットフリックスは4〜6月期の売上高、7〜9月期見通しの1株利益と世界の契約者数の増加数の見通しのいずれもが市場予想を下回った。 しかし、契約者数が市場予想ほど減らなかったことで大幅高となった』と振り返り、『市場はハイテク決算について、少しでも明るい材料に目を向けようとしている。この流れにGAFAMも乗れるか注目したい』としています。
そんな中、いちばんの波乱材料は『GDPかもしれない』と広木さんは警戒しています。
『エコノミストたちの予測はまだプラス成長を保っているが、アトランタ連銀のGDPNowはとっくにマイナス成長を予想している。1〜3月期に続いて2四半期連続のマイナス成長=テクニカル・リセッションとなる可能性もある。市場の懸念はいまやリセッションに移ってきているのでGDP速報値への反応には注目したい』とのことです。
国内でも『4〜6月期決算発表が本格化し、前半戦の佳境を迎える』として、『主力どころでとスケジュールを伝え、『外需企業に関しては、これだけ進んだ円安が実績・見通しにどのように反映されているか注目したい』としています。
参考にしてみてくださいね。
山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
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先週の日本株は強かったですね!全面高の日も目立ったので、保有株が上がったという方は多いのではないでしょうか。その反動で週明けの今朝はさすがに調整が入っていますね。
さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、7月25日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。
まず広木さんは、『先週末まで日経平均は7日続伸し、過熱感が出ている。例えば東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は買われ過ぎとされる目途の130を超えた。3月下旬に日経平均が9連騰した時も騰落レシオはここまで上昇しなかった』と振り返ります。
そして、『先週末の米国市場でナスダックが大きく下げたことと円高への揺り戻しを受けて、週明けの東京市場はさすがに反落するだろう。しかし、ここで一押し入れた方が健全な調整と言える。ナスダックの下げもスナップの急落によるところが大きいし、それほど深刻なものではない。米国の長期金利は大きく低下しており、株価の支えになるだろう』と今週の値動きを予想しています。
そんな今週の大きなイベントは、『FOMC、米国のGDP速報、GAFAMの決算発表だ』としています。ただ、『先週の市場展望でも述べた通り、75bpsの利上げは織り込み済みで材料にはならないだろう』と広木さんはみているようです。
GAFAMの決算日程は、『マイクロソフト、アルファベットが26日、メタ・プラットフォームズが27日、アップル、アマゾンが28日に発表する予定』とのこと。
広木さんは『先行して決算を発表したネットフリックスやテスラなどの株価は決算発表を受けて上昇した。ネットフリックスは4〜6月期の売上高、7〜9月期見通しの1株利益と世界の契約者数の増加数の見通しのいずれもが市場予想を下回った。 しかし、契約者数が市場予想ほど減らなかったことで大幅高となった』と振り返り、『市場はハイテク決算について、少しでも明るい材料に目を向けようとしている。この流れにGAFAMも乗れるか注目したい』としています。
そんな中、いちばんの波乱材料は『GDPかもしれない』と広木さんは警戒しています。
『エコノミストたちの予測はまだプラス成長を保っているが、アトランタ連銀のGDPNowはとっくにマイナス成長を予想している。1〜3月期に続いて2四半期連続のマイナス成長=テクニカル・リセッションとなる可能性もある。市場の懸念はいまやリセッションに移ってきているのでGDP速報値への反応には注目したい』とのことです。
国内でも『4〜6月期決算発表が本格化し、前半戦の佳境を迎える』として、『主力どころでとスケジュールを伝え、『外需企業に関しては、これだけ進んだ円安が実績・見通しにどのように反映されているか注目したい』としています。
参考にしてみてくださいね。
山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。
フィスコマーケットレポーター 山崎みほ
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