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19日の米株式市場の概況、インフレ懸念後退や決算良好でダウ平均株価は大幅反発

配信日時:2022/07/20 08:26 配信元:MINKABU
 19日の米株式市場で、NYダウは前日比754.44ドル高の3万1827.05ドルと大幅反発した。先週、ウォーラーFRB理事やセントルイス連銀ブラード総裁が0.75%の利上げを支持したことを受けて、急速な利上げが米景気を冷やすとの懸念が和らいでいたことに加えて、前週末にミシガン大学が発表した消費者態度指数で5年先の期待インフレ率が低下するなどとしたことで、急激な利上げが米景気を冷やすとの過度の警戒感が後退。また、発表が相次ぐ主要企業の4~6月期の決算で市場予想を上回る例が多いことも投資家心理にプラスに働いた。なかで、主力中型機「787ドリームライナー」の出荷再開間近と伝えられたボーイング<BA>が買われたほか、消費減速懸念から下げていたナイキ<NKE>、ウォルト・ディズニー<DIS>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、ビザ<V>も上昇。ゴールドマン・サックス・グループ<GS>、シェブロン<CVX>、キャタピラー<CAT>も高い。半面、22年12月期のフリーキャッシュフロー見通しを引き下げたIBM<IBM>や、ドル高を背景に22年12月期見通しを下方修正したジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>は下げた。なお、ニューヨーク市場の出来高概算は9億254万株だった。  ナスダック総合指数も反発し、前日比353.100ポイント高の1万1713.148で引けた。半導体の国内生産拡大に向けた米政府の補助金と投資税額控除を含む法案が早ければ19日にも米上院で採決されると伝わりアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>、エヌビディア<NVDA>、インテル<INTC>など半導体株が買われ、中国の「Tモール」で豚肉パティの代替肉の販売を始めたと発表したビヨンド・ミート<BYND>、韓国のSKバイオサイエンスとの提携を発表したノババックス<NVAX>が高い。 出所:MINKABU PRESS

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