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独連銀総裁、6月のECB臨時会合で債務国支援に異議=関係筋

配信日時:2022/07/05 01:35 配信元:REUTERS

[フランクフルト 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁が6月15日に開催されたECBの臨時会合で、域内債務国に対する新たな支援に異議を唱えていたことが分かった。関係筋がロイターに語った。

ECBはこの臨時会合後、国債利回りの格差拡大によるユーロ圏市場の分断を防ぐ措置を検討すると表明した。

しかし3人の関係筋によると、ナーゲル氏はこれに同意せず、ECBはむしろインフレとの戦いに焦点を当てるべきと主張した。

この会合以降に発言したECB当局者らはラガルド総裁が示した分断化阻止の立場を支持しており、ナーゲル氏の反対は大きな障害にはならないとみられるが、1月にナーゲル氏が総裁に就任して以降初めて、ラガルド氏との間に明らかな意見の不一致が生じた。

ECBと独連銀の広報担当者はコメントを拒否した。

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