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午後:債券サマリー 先物は4日続落、指し値オペの効果限定的

配信日時:2022/04/20 15:42 配信元:MINKABU
 20日の債券市場で、先物中心限月6月限は4日続落。米長期金利が上昇基調を強めたことで、国内債にも金利上昇圧力がかかり売りが優勢だった。  18日に米セントルイス地区連銀のブラード総裁が「年内に政策金利を3.5%前後に引き上げる必要がある」と述べたことに続き、19日には米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁がインフレ抑制に向け積極的な利上げを支持する姿勢を示したことから、米連邦準備理事会(FRB)が積極的に金融引き締めを進めるとの見方が一段と強まっている。米長期金利は19日に2.94%と2018年12月以来の高水準をつけ、この日の時間外取引では一時2.97%まで上昇し、これが影響するかたちで国内債に売りが先行した。日銀が10時10分頃に固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を通知し、国内金利の上昇を抑制する姿勢をみせると下げ渋る動きとなったが、米金利の先高観から戻りは限定的。今晩もデイリー米サンフランシスコ連銀総裁などの講演が予定されており、FRB高官のタカ派発言が警戒されているといった様子だった。  先物6月限の終値は前日比20銭安の149円10銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.250%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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