外為サマリー：一時１ドル１２９円４０銭まで上昇、０２年４月以来の水準

　２０日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前１０時時点で１ドル＝１２９円２９銭前後と前日の午後５時時点に比べて１円２０銭強のドル高・円安となっている。 　１９日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、１ドル＝１２８円９１銭前後と前日に比べ１円９０銭強のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利の上昇を受けて日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入し、一時１２８円９７銭をつけた。 　米連邦準備理事会（ＦＲＢ）と日銀との金融政策の方向性の違いが意識されるなか、東京市場に移ってからもドル高・円安基調が継続。ドル円相場は早朝に１２９円４０銭と、２００２年４月以来およそ２０年ぶりの水準まで上伸した。きょうはゴトー日（５のつく日と１０のつく日）で国内輸入企業のドル買い・円売りが入りやすいこともあり、その後も強い動きが続いている。また、欧州中央銀行（ＥＣＢ）が金融政策の正常化を早期に迫られるとの観測を背景に、ユーロも対円で買われている。 　ユーロは対ドルで１ユーロ＝１．０７９６ドル前後と前日の午後５時時点に比べて０．０００５ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では１ユーロ＝１３９円６０銭前後と同１円３０銭弱のユーロ高・円安で推移している。 出所：MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.