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午後:債券サマリー 先物は続伸、米金利の上昇一服で買い安心感

配信日時:2022/04/14 15:24 配信元:MINKABU
 14日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。米長期金利の上昇一服を受けて買いが先行し、午後には一段と上げ幅を広げた。  13日に発表された3月の米卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回ったが、同日の米長期債相場は続伸(金利は低下)した。12日に発表された3月の米消費者物価指数(CPI)で変動の激しい食品・エネルギーを除くコア指数の上昇率が市場予想を下回ったことから市場では物価上昇にピークアウトの兆しが出ているとの見方があり、これが国内債の買い手掛かりとなったもよう。また、日銀の黒田総裁が13日の信託大会で「現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」姿勢を改めて強調したことも債券相場を押し上げた。この日に実施された20年債入札の結果は低調と受け止める向きが多かったものの、午前10時頃には2.71%前後で推移していた米長期金利が2.66%台に低下したことが支援材料となり、午後には債券先物が一時149円50銭まで上伸した。なお、入札結果は小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が31銭と前回(3月10日)の7銭から拡大した一方、応札倍率は3.10倍と前回の2.93倍を上回った。  先物6月限の終値は前日比17銭高の149円45銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日と比べて横ばいの0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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