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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.235%に低下

配信日時:2022/04/13 15:34 配信元:MINKABU
 13日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発。3月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が鈍化したことを受け、前日の米長期債相場が反発(金利は低下)した流れを引き継いだ。  米労働省が12日発表した3月CPIで、変動の激しい食品・エネルギーを除くコア指数の上昇率が前月比で0.3%と2月の0.5%から減速したことから、同日の米市場では過度なインフレ懸念が和らいだ。米長期金利が一時2.6%台に低下したことが国内債に買いを促し、債券先物は朝方に149円47銭まで上伸した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事が12日に「FRBは早ければ6月にもバランスシートの縮小に着手する可能性がある」と述べたこともあって、FRBが積極的に金融引き締めを進めるとの見方は根強く、買い一巡後は伸び悩む展開。この日の日経平均株価が反発したことや、時間外取引の米長期金利が2.7%台で推移していたことも重荷となった。日銀が実施した国債買いオペの結果が弱めとなるなど新たな買い手掛かりにも乏しく、午後の債券先物は149円30銭前後でもみあった。なお、日銀オペの応札倍率は「残存期間1年超3年以下」が3.31倍(前回は2.62倍)、「同5年超10年以下」が2.48倍(同1.86倍)、「同25年超」が4.73倍(同3.40倍)だった。  先物6月限の終値は前日比5銭高の149円28銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.235%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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