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6日の米国市場ダイジェスト:NYダウ144ドル高、FOMCの引き締め計画を警戒
配信日時:2022/04/07 07:45
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ144ドル高、FOMCの引き締め計画を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は144.67ドル安の34496.51ドル、ナスダックは315.35ポイント安の13888.82で取引を終了した。3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えた金利高に伴うハイテク株の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。議事録では、保有資産縮小計画で削減ペースが明らかになり、さらに、年内数回0.5%の利上げが実施される可能性が示唆されたため、急激な引き締めで景気減速に繋がるとの懸念も強まり、一時売りが加速。同時に、想定通りの内容でほぼ織り込み済みと見られ、引けにかけては押し目買いに下げ幅を縮小した。セクター別では、食・生活必需品小売りが上昇した一方、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が下落。
製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は世界保健機関(WHO)が同社製新型コロナワクチンの追加接種を緊急使用リスト(EUL)に加えたことが好感され、上昇。製薬会社のイーライリリー(LLY)やエネルギー会社のオクシデンタルペトロレアム(OXY)はアナリストの投資判断引上げで上昇。ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は、独立型の診療所を新たに4つの州で展開する計画が好感され、上昇した。一方、住宅関連のKBホームズ(KBH)やDRホートン(DHI)などは、30年物固定住宅ローン金利が2011年以降で初めて5%台に乗せたため今後、需要が停滞するとの懸念に軒並み下落。電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)や航空会社のジェットブルー(JBLU)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。
FRBは公表した3月開催FOMCの中で、保有資産を各月950億ドル規模縮小することが適切との見解で合意したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米3月FOMC議事録受けドル乱高下
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円94銭まで買われた後、一時123円47銭まで反落したが、123円79銭で引けた。3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えて、連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め加速する方針を示唆するとの思惑でドル買いが続いた。議事要旨では、3月の0.5%ポイントの利上げを好む高官が多かったものの、ウクライナ情勢を受けて0.25%ポイントの利上げで合意したことが明らかになったほか、今後、1回以上0.5%ポイントの利上げを実施する可能性を示唆。また、月950億ドル規模の縮小を検討していることも明らかになったが、ほぼ想定内で、利食いのドル売りが一時優勢となった。しかし、長期金利高を受けたドル買い意欲も強く、底堅い展開となった。
ユーロ・ドルは1.0938ドルまで上昇後、1.0879ドルまで反落し、1.0898ドルで引けた。ユーロ圏2月生産者物価指数が過去最大の伸びを記録したためユーロ買いが優勢となった。その後、欧米G7による対ロ追加制裁が域内経済の成長を妨げるとの懸念を受けたユーロ売りに押された。ユーロ・円は135円47銭まで上昇後、134円78銭まで反落。ポンド・ドルは1.3102ドルまで上昇後、1.3048ドルまで反落。ドル・スイスは0.9305フランまで下落後、0.9344フランまで反発した。
■NY原油:続落で96.23ドル、一時96ドルを下回る
NY原油先物5月限は、続落(NYMEX原油5月限終値:96.23 ↓5.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-5.73ドルの96.23ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは95.73ドル-104.02ドル。ロンドン市場で104.02ドルまで買われたが、米長期金利の上昇やドル高を嫌気した売りが強まり、一時95.73ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では97ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.70ドル -0.44ドル(-1.10%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.13ドル -2.15ドル(-2.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)316.26ドル -7.70ドル(-2.38%)
インテル(INTC) 47.54ドル -0.59ドル(-1.23%)
アップル(AAPL) 171.83ドル -3.23ドル(-1.85%)
アルファベット(GOOG) 2743.52ドル -77.74ドル(-2.76%)
フェイスブック(FB) 223.30ドル -8.54ドル(-3.68%)
キャタピラー(CAT) 216.21ドル +0.19ドル(+0.09%)
アルコア(AA) 87.73ドル +0.02ドル(+0.02%)
ウォルマート(WMT) 154.99ドル +3.52ドル(+2.32%) <ST>
米国株式市場は続落。ダウ平均は144.67ドル安の34496.51ドル、ナスダックは315.35ポイント安の13888.82で取引を終了した。3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えた金利高に伴うハイテク株の下落が重しとなり、寄り付き後、下落。議事録では、保有資産縮小計画で削減ペースが明らかになり、さらに、年内数回0.5%の利上げが実施される可能性が示唆されたため、急激な引き締めで景気減速に繋がるとの懸念も強まり、一時売りが加速。同時に、想定通りの内容でほぼ織り込み済みと見られ、引けにかけては押し目買いに下げ幅を縮小した。セクター別では、食・生活必需品小売りが上昇した一方、自動車・自動車部品や半導体・同製造装置が下落。
製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は世界保健機関(WHO)が同社製新型コロナワクチンの追加接種を緊急使用リスト(EUL)に加えたことが好感され、上昇。製薬会社のイーライリリー(LLY)やエネルギー会社のオクシデンタルペトロレアム(OXY)はアナリストの投資判断引上げで上昇。ディスカウント小売りのウォルマート(WMT)は、独立型の診療所を新たに4つの州で展開する計画が好感され、上昇した。一方、住宅関連のKBホームズ(KBH)やDRホートン(DHI)などは、30年物固定住宅ローン金利が2011年以降で初めて5%台に乗せたため今後、需要が停滞するとの懸念に軒並み下落。電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)や航空会社のジェットブルー(JBLU)はアナリストの投資判断引き下げで下落した。
FRBは公表した3月開催FOMCの中で、保有資産を各月950億ドル規模縮小することが適切との見解で合意したことが明らかになった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米3月FOMC議事録受けドル乱高下
6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、123円94銭まで買われた後、一時123円47銭まで反落したが、123円79銭で引けた。3月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表を控えて、連邦準備制度理事会(FRB)が引き締め加速する方針を示唆するとの思惑でドル買いが続いた。議事要旨では、3月の0.5%ポイントの利上げを好む高官が多かったものの、ウクライナ情勢を受けて0.25%ポイントの利上げで合意したことが明らかになったほか、今後、1回以上0.5%ポイントの利上げを実施する可能性を示唆。また、月950億ドル規模の縮小を検討していることも明らかになったが、ほぼ想定内で、利食いのドル売りが一時優勢となった。しかし、長期金利高を受けたドル買い意欲も強く、底堅い展開となった。
ユーロ・ドルは1.0938ドルまで上昇後、1.0879ドルまで反落し、1.0898ドルで引けた。ユーロ圏2月生産者物価指数が過去最大の伸びを記録したためユーロ買いが優勢となった。その後、欧米G7による対ロ追加制裁が域内経済の成長を妨げるとの懸念を受けたユーロ売りに押された。ユーロ・円は135円47銭まで上昇後、134円78銭まで反落。ポンド・ドルは1.3102ドルまで上昇後、1.3048ドルまで反落。ドル・スイスは0.9305フランまで下落後、0.9344フランまで反発した。
■NY原油:続落で96.23ドル、一時96ドルを下回る
NY原油先物5月限は、続落(NYMEX原油5月限終値:96.23 ↓5.73)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-5.73ドルの96.23ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは95.73ドル-104.02ドル。ロンドン市場で104.02ドルまで買われたが、米長期金利の上昇やドル高を嫌気した売りが強まり、一時95.73ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では97ドルを挟んだ水準で推移した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 39.70ドル -0.44ドル(-1.10%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.13ドル -2.15ドル(-2.52%)
ゴールドマン・サックス(GS)316.26ドル -7.70ドル(-2.38%)
インテル(INTC) 47.54ドル -0.59ドル(-1.23%)
アップル(AAPL) 171.83ドル -3.23ドル(-1.85%)
アルファベット(GOOG) 2743.52ドル -77.74ドル(-2.76%)
フェイスブック(FB) 223.30ドル -8.54ドル(-3.68%)
キャタピラー(CAT) 216.21ドル +0.19ドル(+0.09%)
アルコア(AA) 87.73ドル +0.02ドル(+0.02%)
ウォルマート(WMT) 154.99ドル +3.52ドル(+2.32%) <ST>
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