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午後:債券サマリー 先物は大幅反発、日銀の追加オペで一段高

配信日時:2022/03/30 15:54 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月6月限は8営業日ぶりに反発。日銀が金利上昇を抑制する姿勢を一段と鮮明にしたことが債券相場を大きく押し上げた。  日銀は朝方、この日に実施する国債買いオペの増額と対象年限の追加を発表した。予定されていた「残存期間3年超5年以下」の買い入れ額を6000億円(従来予定は4500億円)、「同5年超10年以下」を7250億円(同4250億円)にそれぞれ増額したほか、予定になかった「同10年超25年以下」と「同25年超」のオペも通知。日銀は固定利回りで無制限に国債を買い入れる「指し値オペ」を29~31日にかけて連続して実施(きょうは2日目)することもあり、需給の引き締まりを意識した買いが入った。日経平均株価が下落したことや時間外取引の米長期金利が低下したことも追い風となり、国内債は堅調に推移。午後に日銀が追加で「同5年超10年以下」と「同10年超25年以下」、「同25年超」を対象とした国債買いオペを通知すると、買い戻しの動きが一段と活発化し、債券先物は一時149円88銭まで上伸した。  先物6月限の終値は前日比51銭高の149円54銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.035%低下の0.210%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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