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外為サマリー:円安牽制の思惑で、一時1ドル121円30銭台に軟化
配信日時:2022/03/30 15:16
配信元:MINKABU
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=122円00銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円60銭弱のドル安・円高となっている。
日銀は朝方、この日に実施する国債買いオペの増額と対象年限の追加を発表した。日米の金融政策の方向性の違いからドル買い・円売りが流入し、午前8時50分頃には123円20銭をつける場面があった。ただ、ロシアとウクライナの停戦交渉が進展するとの期待感から有事のドル買いは後退しているほか、時間外取引で米長期金利が低下していることもドルの重荷となりすぐに軟化。日銀の黒田総裁が首相官邸に入ったことが伝わると、円安牽制への思惑からドル売り・円買いが加速し、午後0時10分過ぎには一時121円32銭まで下押した。その後は黒田総裁が会談後に「為替に関して特別な話はなかった」と説明したことからドル円相場は下げ渋る動きとなったが、今晩に米3月ADP雇用統計や米10~12月期実質国内総生産(GDP)確定値など重要経済指標の発表を控えているとあって戻りは限定的だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1112ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0110ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=135円57銭前後と同30銭強のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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