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GMOメディア Research Memo(1):「コエテコ」「キレイパス」が順調に成長
配信日時:2022/03/08 16:01
配信元:FISCO
■要約
GMOメディア<6180>は、GMOインターネット<9449>グループのメディア事業会社で、ポイントサイトやHTML5ゲームプラットフォーム等のメディア運営によって広告収入や課金収入等を得るメディア事業を主力事業とし、メディア事業で蓄積したノウハウ・システムを活用して、他社メディアの収益化を支援するその他メディア支援事業も展開する。2020年3月にクーポン・チケット購入サイト「くまポン」「キレイパス」を運営するGMOくまポン(株)を子会社化し、業容を拡大している。
1. 2021年12月期の業績概要
2021年12月期の連結業績は売上高で前期比71.5%増の8,575百万円、営業利益で48百万円(前期は216百万円の損失)となった。売上高はアドネットワーク広告単価の上昇等による同社単体売上高の成長に加えて、2020年3月に子会社化したGMOくまポンの業績が2021年12月期は通年で寄与したことにより大幅増収となった。営業利益は投資育成事業と位置付けているプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ」や美容医療チケット購入サイト「キレイパス」の広告・開発費用増を、既存事業の増収効果で吸収し2期ぶりに黒字転換した。
2. 2022年12月期の業績見通し
2022年12月期は「収益認識に関する会計基準」の適用に伴い、売上高で前期比42.9%減の4,900百万円と減少するものの、旧会計基準ベースでは同13.1%増と2ケタ増収が続く見通し。営業利益は投資育成2事業の広告・開発費がピークアウトすることもあり、同316.0%増の200百万円を見込んでいる。「キレイパス」については新規掲載クリニック数を増やしていくことで実質1.8倍増、「コエテコ」については社会人向けを対象とした「コエテコキャンパス」の成長もあって1.5倍増を目指す。また、これらヴァーティカルメディアとのシナジーが見込めるSaaS事業(事業者向け経営支援サービス)も育成していく方針だ。2022年2月には誰でも簡単にオンライン講座を開設できるプラットフォーム「コエテコカレッジ」をリリースしており、今後の成長が期待される。
3. 成長戦略
同社は2020年2月に5ヶ年の業績目標を発表しており、2021年12月期までを戦略的投資期間とし、2024年12月期に営業利益で510百万円と過去最高を目指す計画を打ち出していた(過去最高営業利益は2016年12月期505百万円)。インターネット広告市場の好環境もあって現状は計画を上回るペースで進捗している。成長戦略としては、既存の収益事業で得た利益を成長領域である教育(プログラミング系)、美容医療関連事業への投資に振り向け、また、これら成長領域で展開するDX事業とメディア事業とのシナジー創出によりSaaS事業を育成していくことで、収益の安定性を高めながら高成長を目指していく。
■Key Points
・2021年12月期はインターネット広告需要の回復により大幅増収、営業利益は2期ぶりに黒字転換
・2022年12月期も新規事業への投資を継続しながら増益が続く見通し
・教育・美容医療領域でDX事業を展開し、シナジー創出による成長加速を狙う
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
GMOメディア<6180>は、GMOインターネット<9449>グループのメディア事業会社で、ポイントサイトやHTML5ゲームプラットフォーム等のメディア運営によって広告収入や課金収入等を得るメディア事業を主力事業とし、メディア事業で蓄積したノウハウ・システムを活用して、他社メディアの収益化を支援するその他メディア支援事業も展開する。2020年3月にクーポン・チケット購入サイト「くまポン」「キレイパス」を運営するGMOくまポン(株)を子会社化し、業容を拡大している。
1. 2021年12月期の業績概要
2021年12月期の連結業績は売上高で前期比71.5%増の8,575百万円、営業利益で48百万円(前期は216百万円の損失)となった。売上高はアドネットワーク広告単価の上昇等による同社単体売上高の成長に加えて、2020年3月に子会社化したGMOくまポンの業績が2021年12月期は通年で寄与したことにより大幅増収となった。営業利益は投資育成事業と位置付けているプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ」や美容医療チケット購入サイト「キレイパス」の広告・開発費用増を、既存事業の増収効果で吸収し2期ぶりに黒字転換した。
2. 2022年12月期の業績見通し
2022年12月期は「収益認識に関する会計基準」の適用に伴い、売上高で前期比42.9%減の4,900百万円と減少するものの、旧会計基準ベースでは同13.1%増と2ケタ増収が続く見通し。営業利益は投資育成2事業の広告・開発費がピークアウトすることもあり、同316.0%増の200百万円を見込んでいる。「キレイパス」については新規掲載クリニック数を増やしていくことで実質1.8倍増、「コエテコ」については社会人向けを対象とした「コエテコキャンパス」の成長もあって1.5倍増を目指す。また、これらヴァーティカルメディアとのシナジーが見込めるSaaS事業(事業者向け経営支援サービス)も育成していく方針だ。2022年2月には誰でも簡単にオンライン講座を開設できるプラットフォーム「コエテコカレッジ」をリリースしており、今後の成長が期待される。
3. 成長戦略
同社は2020年2月に5ヶ年の業績目標を発表しており、2021年12月期までを戦略的投資期間とし、2024年12月期に営業利益で510百万円と過去最高を目指す計画を打ち出していた(過去最高営業利益は2016年12月期505百万円)。インターネット広告市場の好環境もあって現状は計画を上回るペースで進捗している。成長戦略としては、既存の収益事業で得た利益を成長領域である教育(プログラミング系)、美容医療関連事業への投資に振り向け、また、これら成長領域で展開するDX事業とメディア事業とのシナジー創出によりSaaS事業を育成していくことで、収益の安定性を高めながら高成長を目指していく。
■Key Points
・2021年12月期はインターネット広告需要の回復により大幅増収、営業利益は2期ぶりに黒字転換
・2022年12月期も新規事業への投資を継続しながら増益が続く見通し
・教育・美容医療領域でDX事業を展開し、シナジー創出による成長加速を狙う
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
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