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ティアンドエス Research Memo(6):2021年11月期は大幅増収増益。過去最高の業績を達成(2)
配信日時:2022/02/24 15:26
配信元:FISCO
■業績動向
4. 財務状況
ティアンドエス<4055>の財務状況でまず着目すべきは、無借金経営であるということである。そのため、財務の健全性を示す自己資本比率は75.2%と、非常に高い数字になっている。このことから、資金調達の多くを同社は負債に頼らずに返済義務のない自己資本で賄っているということがわかる。また、現金及び預金が資産合計の64.2%を占め、流動比率も424.2%となっていることから、手元流動性が非常に高いと言うことができるだろう。さらに、利益剰余金が負債純資産合計に占める割合が43.4%と高いことも、特筆に値する。このことから、これまでの事業活動においてしっかりと利益を出してきたということが窺える。
以上のことから弊社は、同社の財務状況は非常に健全であり、全く問題がないと考えている。
収益性の指標に関して、まず注目すべきは株価純資産倍率(PBR)が584.1%と高い数字を誇っていることである。大企業であってもPBRが1倍を切る日本企業が多いなかで特筆すべき数字であり、株式市場が同社の成長性に期待している証左であると弊社は考えている。また、自己資本利益率(ROE)も21.8%と高い。このことから、投資家から集めた資金で効率よく利益を上げることができているのがわかる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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4. 財務状況
ティアンドエス<4055>の財務状況でまず着目すべきは、無借金経営であるということである。そのため、財務の健全性を示す自己資本比率は75.2%と、非常に高い数字になっている。このことから、資金調達の多くを同社は負債に頼らずに返済義務のない自己資本で賄っているということがわかる。また、現金及び預金が資産合計の64.2%を占め、流動比率も424.2%となっていることから、手元流動性が非常に高いと言うことができるだろう。さらに、利益剰余金が負債純資産合計に占める割合が43.4%と高いことも、特筆に値する。このことから、これまでの事業活動においてしっかりと利益を出してきたということが窺える。
以上のことから弊社は、同社の財務状況は非常に健全であり、全く問題がないと考えている。
収益性の指標に関して、まず注目すべきは株価純資産倍率(PBR)が584.1%と高い数字を誇っていることである。大企業であってもPBRが1倍を切る日本企業が多いなかで特筆すべき数字であり、株式市場が同社の成長性に期待している証左であると弊社は考えている。また、自己資本利益率(ROE)も21.8%と高い。このことから、投資家から集めた資金で効率よく利益を上げることができているのがわかる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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