米ＧＥ、供給網混乱と人手不足が上期利益を圧迫と予想

［シカゴ　１８日　ロイター］ - 米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）は１８日、供給網の混乱、人手不足、インフレの進行で上期の利益が圧迫されるとの見通しを示した。

ただ、２０２２年通期の利益予測は修正しなかった。先月公表した見通しは、供給網の混乱とインフレの影響を織り込んだものだとした。

２２年の１株利益予想は２．８０─３．５０ドル。２１年は１．７１ドルだった。

同社は、大半の事業部門が供給網の混乱に対応していると指摘。原材料と人手が不足しているほか、コストも急騰しており、ヘルスケア、再生可能エネルギー、航空部門にマイナスの影響が出る見通しという。

値上げとコスト抑制で対応しており、代替部品の調達を目指している。「こうした改善策が効果を上げるには時間がかかるが、通年の成長を支える力強い需要があるとの見方を変えていない」としている。