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今日の為替市場ポイント:ウクライナ情勢の悪化を警戒してドル買い抑制も

配信日時:2022/02/18 08:35 配信元:FISCO
17日のドル・円は、東京市場では115円54銭から115円12銭まで下落。欧米市場では、115円35銭まで買われた後、114円85銭まで下落し、114円93銭で取引終了。本日18日のドル・円は主に114円台で推移か。ウクライナ情勢の悪化を警戒して、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

ブリンケン米国務長官は17日、ウクライナ情勢に関する国連安全保障理事会の会合で演説し、「ロシア軍が数日中にウクライナに対する攻撃を開始する用意を整えていることを米当局の情報が示している」との見方を示したことから、安全逃避的な取引が拡大した。米国株式の売りが強まり、債券買いが活発となった。

市場参加者の間では、「ウクライナ政府軍とウクライナ東部にいる親ロシア派との間で軍事衝突が発生し、ロシアが親ロシア派勢力の保護を理由にウクライナに侵攻する可能性がある」との見方が出ている。なお、報道によると、ブリンケン国務長官は来週中にロシア外相と会談する可能性があることから、ロシアだけでなくドイツ、フランスの対応も注目されそうだ。

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