１７日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は６２２ドル安と今年最大の下落

　１７日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比６２２．２４ドル安の３万４３１２．０３ドルと大幅続落した。ウクライナ情勢の緊迫化を受け、今年最大の下落となった。 　 　バイデン米大統領は１７日、ロシアによるウクライナ侵攻が「近日中に起こる可能性がある」と述べた。ロシアはウクライナ侵攻を否定したものの、市場では地政学リスクの高まりを嫌気し米国債が買われるなど「質への逃避」が強まった。テスラ＜TSLA＞やアップル＜AAPL＞、アマゾン＜AMZN＞が安く、エヌビディア＜NVDA＞やアドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞、マイクロン・テクノロジー＜MU＞など半導体関連株が売られた。金利低下を受けJPモルガン＜JPM＞やバンカメ＜BAC＞も値を下げた。半面、コカ・コーラ＜KO＞やシスコ・システムズ＜CSCO＞、P&G＜PG＞、ウォルマート＜WMT＞などディフェンシブ株が高く、バリック・ゴールド＜GOLD＞、ニューモント＜NEM＞といった金関連株が堅調。軍需関連のロッキード・マーチン＜LMT＞もしっかり。 　ナスダック総合株価指数は、４０７．３７６ポイント安の１万３７１６．７１９と大幅続落した。出来高概算は、ニューヨーク市場が９億２３４５万株だった。 出所：MINKABU PRESS

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