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NY為替:ロシアによるウクライナ侵攻を警戒してリスク回避の円買い優勢

配信日時:2022/02/18 07:00 配信元:FISCO
17日のニューヨーク外為市場でドル・円は114円85銭まで下落後、115円14銭まで反発し、114円93銭で引けた。2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や1月住宅着工件数が予想を下回ったほか、先週分新規失業保険申請件数が前回から予想外に増加したため、景気回復鈍化懸念に米債利回りが低下。ドル売りが優勢となった。さらに、米国政府高官が露軍が兵士増強しており、撤収開始主張は虚偽であるとしたほか、バイデン大統領も記者団にロシアがウクライナ侵攻する確率が非常に高いとしたため、地政学的リスクの上昇を警戒したリスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは1.1379ドルから1.1351ドルまで下落し、1.1362ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)専務理事兼首席エコノミストのレーン氏が短期的なインフレ高進に過剰に対応すべきではないと慎重な姿勢を見せたためユーロの上値が抑制された。ユーロ・円は130円94銭からへ強含んだのち130円43銭まで下落。ポンド・ドルは1.3638ドルまで上昇後、1.3609ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9212フランから0.9189フランまで下落した。

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