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16日の米国市場ダイジェスト:NYダウ54ドル安、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃
配信日時:2022/02/17 07:31
配信元:FISCO
■NY株式:NYダウ54ドル安、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃
米国株式市場は反落。ダウ平均は54.57ドル安の34934.27ドル、ナスダックは15.67ポイント安の14124.09で取引を終了した。ウクライナ情勢で、ブリンケン国務長官がロシア軍が撤収している確認がとれないとしたほか、NATOのストルテンベルグ事務総長もむしろ増強しているように見えると警告し東欧の防衛強化を決定したため、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃し、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が1月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でメンバーが間もなく利上げが適切になると主張したものの3月FOMCでの大幅利上げの必要性などには触れずタカ派色が強まらなかったため金利の低下が好感され、引けにかけて下げ幅を大幅に縮小した。セクター別ではエネルギーや素材が上昇した一方で、電気通信サービスが下落。
クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)、ノルウェ—ジャン(NCLH)などは、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)がクルーズを巡る警戒レベルを引き下げる計画を発表し、需要回復期待に上昇。百貨店のメーシーズ(M)はアナリストの投資判断引上げで上昇した。AI活用の消費者金融のアップスタート(UPST)は四半期決算で、1株利益が予想を上回り上昇。一方、オンライン小売りのショップファイ(SHOP)は2022年の通期の収益の伸びが21年のほぼ半分に留まるとの見通しが警戒され、下落した。オンラインゲーム・プラットフォーム運営のロブロックス(RBLX)は第4四半期決算で予想以上の赤字を計上し、下落。メディアのパラマウントグローバル(VIAC)も第4四半期決算で予想を下回る結果が嫌気され、下落した。
ソフトウエア開発会社のシスコシステムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回ったほか、自社株買いと増配計画を発表し、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米大幅利上げ観測後退でドル買い縮小
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円78銭まで上昇後、115円36銭まで下落し、115円43銭で引けた。米1月小売売上高がプラスに改善し、昨年3月来で最大の伸びとなったためドル買いが強まった。その後、ブリンケン国務長官やNATO事務総長がロシア軍の撤収を確認できず、むしろ増強しているとしたため、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃しリスク回避の円買いが優勢となった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25-26日会合分)でメンバーが間もなく利上げが適切になると主張したものの、緊急利上げの必要性や、3月FOMCでの50ベーシスポイントの利上げに必要性を示唆する文言がなく、長期金利は伸び悩んだことから、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1353ドルまで下落後、1.1396ドルまで上昇し、1.1382ドルで引けた。ユーロ・円は131円58銭から131円11銭まで下落。ポンド・ドルは1.3542ドルから1.3601ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9257フランから0.9207フランまで下落した。
■NY原油:反発で93.66ドル、一時95.01ドルまで上昇も時間外取引で売りが強まる
NY原油先物3月限は、反発(NYMEX原油3月限終値:93.66 ↑1.59)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+1.59ドルの93.66ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.01ドル。ロシアと西側諸国との対立はしばらく続くとの見方が浮上し、ニューヨーク市場の中盤にかけて95.01ドルまで買われた。しかしながら、供給不足懸念は後退しつつあることから、ポジション調整的な売りが広がった。通常取引終了後の時間外取引で90.06ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.68ドル -0.11ドル(-0.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.15ドル -2.28ドル(-2.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)360.05ドル -3.89ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 48.23ドル -0.21ドル(-0.43%)
アップル(AAPL) 172.55ドル -0.24ドル(-0.14%)
アルファベット(GOOG) 2749.75ドル +21.24ドル(+0.78%)
フェイスブック(FB) 216.54ドル -4.46ドル(-2.02%)
キャタピラー(CAT) 203.64ドル +0.23ドル(+0.11%)
アルコア(AA) 77.84ドル +3.80ドル(+5.13%)
ウォルマート(WMT) 133.53ドル -0.84ドル(-0.63%) <ST>
米国株式市場は反落。ダウ平均は54.57ドル安の34934.27ドル、ナスダックは15.67ポイント安の14124.09で取引を終了した。ウクライナ情勢で、ブリンケン国務長官がロシア軍が撤収している確認がとれないとしたほか、NATOのストルテンベルグ事務総長もむしろ増強しているように見えると警告し東欧の防衛強化を決定したため、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃し、寄り付き後、下落。その後、連邦準備制度理事会(FRB)が1月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でメンバーが間もなく利上げが適切になると主張したものの3月FOMCでの大幅利上げの必要性などには触れずタカ派色が強まらなかったため金利の低下が好感され、引けにかけて下げ幅を大幅に縮小した。セクター別ではエネルギーや素材が上昇した一方で、電気通信サービスが下落。
クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)、ノルウェ—ジャン(NCLH)などは、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)がクルーズを巡る警戒レベルを引き下げる計画を発表し、需要回復期待に上昇。百貨店のメーシーズ(M)はアナリストの投資判断引上げで上昇した。AI活用の消費者金融のアップスタート(UPST)は四半期決算で、1株利益が予想を上回り上昇。一方、オンライン小売りのショップファイ(SHOP)は2022年の通期の収益の伸びが21年のほぼ半分に留まるとの見通しが警戒され、下落した。オンラインゲーム・プラットフォーム運営のロブロックス(RBLX)は第4四半期決算で予想以上の赤字を計上し、下落。メディアのパラマウントグローバル(VIAC)も第4四半期決算で予想を下回る結果が嫌気され、下落した。
ソフトウエア開発会社のシスコシステムズ(CSCO)は取引終了後に四半期決算を発表。内容が予想を上回ったほか、自社株買いと増配計画を発表し、時間外取引で上昇している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米大幅利上げ観測後退でドル買い縮小
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、115円78銭まで上昇後、115円36銭まで下落し、115円43銭で引けた。米1月小売売上高がプラスに改善し、昨年3月来で最大の伸びとなったためドル買いが強まった。その後、ブリンケン国務長官やNATO事務総長がロシア軍の撤収を確認できず、むしろ増強しているとしたため、ロシアのウクライナ侵攻懸念が再燃しリスク回避の円買いが優勢となった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25-26日会合分)でメンバーが間もなく利上げが適切になると主張したものの、緊急利上げの必要性や、3月FOMCでの50ベーシスポイントの利上げに必要性を示唆する文言がなく、長期金利は伸び悩んだことから、ドル売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.1353ドルまで下落後、1.1396ドルまで上昇し、1.1382ドルで引けた。ユーロ・円は131円58銭から131円11銭まで下落。ポンド・ドルは1.3542ドルから1.3601ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9257フランから0.9207フランまで下落した。
■NY原油:反発で93.66ドル、一時95.01ドルまで上昇も時間外取引で売りが強まる
NY原油先物3月限は、反発(NYMEX原油3月限終値:93.66 ↑1.59)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+1.59ドルの93.66ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは90.06ドル-95.01ドル。ロシアと西側諸国との対立はしばらく続くとの見方が浮上し、ニューヨーク市場の中盤にかけて95.01ドルまで買われた。しかしながら、供給不足懸念は後退しつつあることから、ポジション調整的な売りが広がった。通常取引終了後の時間外取引で90.06ドルまで下げている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 47.68ドル -0.11ドル(-0.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 101.15ドル -2.28ドル(-2.20%)
ゴールドマン・サックス(GS)360.05ドル -3.89ドル(-1.07%)
インテル(INTC) 48.23ドル -0.21ドル(-0.43%)
アップル(AAPL) 172.55ドル -0.24ドル(-0.14%)
アルファベット(GOOG) 2749.75ドル +21.24ドル(+0.78%)
フェイスブック(FB) 216.54ドル -4.46ドル(-2.02%)
キャタピラー(CAT) 203.64ドル +0.23ドル(+0.11%)
アルコア(AA) 77.84ドル +3.80ドル(+5.13%)
ウォルマート(WMT) 133.53ドル -0.84ドル(-0.63%) <ST>
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