注目トピックス 市況・概況
NY外為:ドル続落、株下げ幅縮小、FOMC議事要旨タカ派色強めず金利低下
配信日時:2022/02/17 04:38
配信元:FISCO
連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(1月25-26日会合分)を公表した。インフレが長期目標を上回る水準で、メンバーは間もなく利上げが適切になると主張。2,3人のメンバーは資産購入を3月前に終了することを望んだことも明らかになった。もし、インフレが想定通りに低下しなかった場合、速やかに利上げも可能だとした。ただ、引き締めにおいて、緊急性を示唆する言及や3月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利上げを示唆する言及なく、米国債相場は続伸。10年債利回りは2.06%から2.03%まで低下した。米国株式相場は下げを縮小。300ドル近く下げたダウ平均株価は60ドル安となった。
ドル・円は115円36銭まで下落し安値を更新。ユーロ・ドルは1.1396ドルまで上昇した。
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ドル・円は115円36銭まで下落し安値を更新。ユーロ・ドルは1.1396ドルまで上昇した。
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個人投資家・有限亭玉介:グロース市場の復調で高成長期待株に注目集まる【FISCOソーシャルレポーター】
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:グロース市場の復調で高成長期待株に注目集まる【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年9月9日15時に執筆ここ数年はリスク回避の傾向から主力・大型株が好んで買われておりました。しかしながら、株価が大きな銘柄であればあるほど、暴落した時の衝撃は個人投資家には耐えられないものなのかもしれませんねぇ。そういう意味では、これまで売られ過ぎて下がる余白がほぼ無いグロース株には投資妙味があるのかもしれません。改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。9月2日~6日の週の日経平均は3万9025.31円で始まり、3万6391.47円で終えました。2日から75日線をしっかり上回るか思いきや、結局6日には25日線を下回る結果となっています。つい先日の4万円という大台は、高い壁となってしまいましたねぇ。東証グロース市場に上場する250銘柄を集めたグロース250を見てみると、同期間で25日線および75日線を上回って推移しております。単純比較はできないものの、グロース株への物色は増えているのではないでしょうか。政府のバイオ産業育成へ向けた「行動計画」が報道された事も物色を呼び込んだ一因かもしれませんな。今、世界一ホットな銘柄と言えるエヌビディアも、AIが話題になる前は何の変哲もないGPUベンダーでした。そこからAIブームに火が付くと、一気に株価が何倍にも成長するわけですから上場当初から買っていたとしたら…なんて想像してしまいますな。いやはや、時代の先を読むのは難しいですねぇ。日々の株価に一喜一憂し過ぎると、大化けする前に手放してしまったなんて事もよくあります。あの孫正義氏もエヌビディア株が大化けする前に手放して後悔しておりましたから。もし、自分の人生と供に成長していきたいキラリと光るグロース株が見つかれば、人生を懸けて手放さないというのも一つの投資手法かもしれませんねぇ…。さて、グロース市場の盛り上がりもあり、今回は成長性の高そうな銘柄をチェックしていきたいと思います。7月12日の決算で上方修正した農業総合研究所<3541>は、直近でNTTアグリテクノロジーと資本・業務提携契約を締結した事が材料視されております。底値から切り返して、トレンド転換へ向かっているか監視中です。一目均衡表(週足)を超えてきたら面白そうですねえ。ウェブサイト解析サービスやインターネット広告の代理店業務などを手掛けるグラッドキューブ<9561>は、直近の業績は赤字転落でも下値を切り上げております。売上高は着実に伸ばしており、生成AI関連として今後も注視したい銘柄です。データコントロール事業が堅調なJIG-SAW<3914>は、業績拡大が続いておりますねぇ。5月に発表した酒井重工業<6358>との自動運転ローラの販売も好材料で、今年10月から受注を開始するとの事。同社は自動運転などのAIやIoT関連に加えて、各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」も提供しているユニークな企業ですな。8月14日の決算発表後に窓を開けて動意したネットプロテクションズHD<7383>は、直近で年初来高値を更新しました。「kintone(キントーン)」との連携発表も好感され、25日線・75日線を上回って推移しております。AI、ビッグデータを活用したデジタルマーケティングソリューション「ZETA CX」シリーズの開発・販売を展開しているサイジニア<6031>は大手との引き合いも堅調に増加中です。チャートも調整を挟みながら下値を切り上げる動きを見せておりますので期待継続ですな。最後は建設業界でDXコンサルなどを展開するArent<5254>です。同社も今年3月に付けた高値7080円を上回ると、年初来高値を更新しております。業績も好調で25年6月期も過去最高益を更新する見通し。生成AIに特化した子会社「Arent AI」も要チェックですな。さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。----執筆者名:有限亭玉介ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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2024/09/15 10:00
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アジアも利下げへ【フィスコ・コラム】
*09:00JST アジアも利下げへ【フィスコ・コラム】
アジア諸国で金融緩和が進みつつあります。フィリピンはコロナ禍の最悪期以来の政策金利引き下げを決定。インドネシアとタイ、韓国も目先は利下げが見込まれます。これらの国で通貨安に振れれば、中国経済を下押ししかねず、より警戒感が高まりそうです。9月3日発表された韓国の消費者物価指数(CPI)は前年比+2.0%と前月から鈍化し、2021年3月以来の低い伸びが示されました。韓国銀行(中銀)は直近の定例会合で、15年ぶりの高水準にある政策金利をすでに1年超にわたり据え置きを決定。ただ、インフレ目標まで低下したCPIを受け早ければ10月にも政策金利について引き下げが実施される見通しとなり、韓国ウォンは軟調地合いが続いています。今後、韓国のように金融緩和に舵を切るとみられているのはインドネシア、タイの2カ国。インドネシア中銀は先月、ルピア安抑止と資金流入確保のため政策金利を据え置き、タイ中銀も同様に、現行の金融政策を維持しました。両中銀は通貨安を抑止するため引き締め的な金融政策を継続してきました。が、FRBの利下げが見込まれるため、それに歩調を合わせることで通貨の不安定化を回避しようとしています。アジア諸国で利下げの口火を切ったのはフィリピンで、同国中銀は8月15日、政策金利を0.25%低い6.25%に引き下げました。同国の直近の消費者物価指数(CPI)は前年比+4.4%と、中銀目標上限を上回っています。ただ、年内には2-4%の目標内に収まるとの見通しから、景気テコ入れのため2020年以来の利下げに踏み切りました。さらに10月、12月にも緩和を予定しているようです。アジアの主要国が利下げに舵を切った場合、各国の国内経済を活性化させる一方、中国との貿易への影響は避けられません。利下げにより、金利負担が軽減され、企業の投資や消費が上向くことで、輸入需要が拡大することが予想されます。特に中国からの輸入品に対して需要が高まれば、中国の輸出業にとってはプラス材料となり、中国経済の回復に大きく寄与すると期待されます。半面、アジア諸国の利下げが人民元に与える影響も見逃せません。各国通貨が元に対して下落すれば、中国からの輸入品が割高になります。そのためアジア諸国の輸入業者はコスト増に直面し、代替品や他の供給国を模索する動きが出るかもしれません。中国としては、そうしたリスクを軽減するために価格競争力を低下させないよう元安基調を維持する必要があり、金利安・元安の継続が見込まれます。(吉池 威)※あくまでも筆者の個人的な見解であり、弊社の見解を代表するものではありません。
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2024/09/15 09:00
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:FOMC、日銀政策金利発表、米小売売上高
*18:00JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:FOMC、日銀政策金利発表、米小売売上高
■株式相場見通し予想レンジ:上限36900円-下限35500円来週の注目はFOMCと日銀会合の結果内容となる。FOMCでは、8月のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が「金融政策を調整すべき時が来た」と発言し、その後の雇用関連の経済指標も弱かったことなどから、4年半ぶりの利下げを実施するのはほぼ間違いない。ポイントは利下げ幅が0.25%になるのか、それとも0.50%になるのかだ。シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)が算出するFed Watchツールでは、0.25%利下げ予想が55%、0.50%利下げ予想が45%となっている。年末までに1.25%の大幅な利下げを予想する市場関係者が最も多く、市場の利下げマインドは非常に強い。今回のFOMCではドット・チャートも公表されることから、FRBと市場で生じている利下げスケジュールの大幅なズレがどこまで修正されるかも要注目である。一方、来週末の日銀会合では「金融政策の現状維持」が市場コンセンサスとなっているが、来週、日銀審議委員から「タカ派」な発言が相次いだこともあり、日銀会合後の植田和男日銀総裁の記者会見への関心が非常に高まっている。7月31日の記者会見での「タカ派」インパクトを市場は鮮明に覚えていることから、前回の「0.5%(の政策金利)が壁として意識されるかというと、とくに意識していない」と同様の発言があった場合、為替市場では円高が加速するだろう。円が年初来高値を付けている割に日経平均は崩れていないが、さすがに1ドル=130円台という水準に入った場合、輸出関連銘柄を中心に売り圧力は強まろう。主力株の下落を受けて、日経平均は9月安値の35200円水準での攻防を迎えると想定する。■為替市場見通し来週のドル・円は弱含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切れば、ドル売りが続く可能性がある。また、日本銀行は金融正常化方針を改めて打ち出すとみられ、円買い圧力も強まりそうだ。FRBは9月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の引き下げに踏み切る公算。利下げ幅は0.25ptが主要シナリオで、0.50pt幅の利下げが行われる可能性もある。米インフレ指標の鈍化は足踏み状態だが、直近の雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を下回った。他の雇用関連指数からも労働市場の弱さが示され、FOMC声明で追加利下げが言及される可能性もあろう。一方、日本銀行は19-20日に開催する金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定することが予想される。ただ、今後に向け金融正常化の方針を改めて強調する見通し。市場では年内の追加利上げが織り込まれつつあり、他国との金利差縮小をにらんで主要通貨に対する円買いを後押しする要因となろう。■来週の注目スケジュール9月16日(月):米・NY連銀製造業景気指数(9月)など9月17日(火):第3次産業活動指数(7月)、独・ZEW景況感指数(9月)、欧・ユーロ圏ZEW景況感指数(9月)、米・小売売上高(8月)、米・鉱工業生産指数(8月)など9月18日(水):機械受注(7月)、貿易収支(8月)、英・消費者物価指数(8月)、英・小売物価指数(8月)、英・生産者物価指数(8月)、南ア・生産者物価指数(8月)、米・住宅着工件数(8月)、米・FOMC政策金利など9月19日(木):南ア・中央銀行政策金利発表、NZ・GDP(4-6月)、豪・雇用統計(8月)、英・英中銀政策金利、トルコ・中銀政策金利、米・経常収支(4-6月)、米・フィラデルフィア連銀景況指数(9月)、米・中古住宅販売件数(8月)など9月20日(金):消費者物価指数(CPI)(8月)、日銀政策金利発表、英・小売売上高指数(8月)など
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2024/09/14 18:00
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株ブロガー・さなさえ:日経平均株価は二番底へ?三角保ち合い?押し目を狙いたい注目株【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:日経平均株価は二番底へ?三角保ち合い?押し目を狙いたい注目株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年9月8日12時に執筆皆様、おはこんばんちは。自民党総裁選は「小泉進次郎なのか、石破茂なのか、果たして…」なんて、投票権のない国民は蚊帳の外のまま、メディアだけが盛り上がっています。だけども問題は今月に入っても、我が家の米びつが空だという事。今年デビュー55周年の井上陽水大先生(御年76歳)のますますのご健勝と共に、農林水産省による備蓄米放出をお祈り中の…さなさえです。夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も2年目…はや85回目です。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<ボラティリティの高い相場は…>米国のハードランディングへの警戒感から株が売られ、9月4日の日経平均株価の終値は前日比1638.70円(4.2%)の大幅安の3万7047.61円でした。これは歴代5位の下げ幅となります。ちなみに今年の下落幅で言えば、8月5日の4451.28円安(歴代1位)、8月2日の2216.63円安(歴代3位)と、過去の下げ幅トップ5がここ最近に集約している事となります。(歴代12位には2024年7月25日の1285.34円安…なんて記録も)ちなみに歴代1位の上げ幅で言えば、ご存じの通り先月8月6日の3217.04円高なのですから、今年は過去類を見ないボラティリティの高さとなっています。そんな「辰年相場」はまさに龍の如し…日本の猛暑にやられてか、激しくのたうち回る相場に思わず振り落とされてしまった個人投資家の方々も多かったのではないでしょうか。さて、現在の日経平均株価のチャートは200日移動平均線を下回り、弱気相場に転換。今後のシナリオとしては8月5日の安値3万1156.12円に対する二番底をつけにいくか、三角保ち合いを形成していくかと見ています。そんなどっちつかずの相場局面においてこそ大切なのは「森ではなく木を見る投資を心掛ける」という事。つまり、全体相場が軟調な中でもチャートを乱さずひたすらに天を目指している株を狙っていくというのが定石です。という訳で、ここまでの相場を見てきて、わたしが「押し目があれば狙ってみたい」と見込んだ株をいくつかご紹介していきます。<話題のテーマ株や好業績への期待が高い株>まずは、直近の話題株の中から中国の大手眼科用医薬品企業と特許の独占実施権を付与する特許ライセンス契約を締結したと発表した事でストップ高となった坪田ラボ<4890>は一気にチャートが好転してきているように見えますね。同じバイオ株からは7日の安値361円に対する二番底をつけて反発したら面白そうだと見るPRISMBio<206A>です。こちらはIPO後からまだ大きな材料発表はありませんので、そういう目線でも期待です。そして、今は市場におけるAIやDX化への需要高を受ける銘柄への買いが堅調のようですね。大幅な赤字縮小の決算で上昇トレンドに入っているACCESS<4813>や、好業績の医療DX関連としても知られるeWeLL<5038>、人材派遣&コンサル業のみらいワークス<6563>、そしてチャートはまだ強気にはならずとも、ドンピシャなテーマ性で思惑のあるメンバーズ<2130>は業績の進捗を横目に見ていこうと思います。最後におまけで…ZOZOグループのアパレルブランドのyutori<5892>、データセンター関連として業績期待の高い日鉄ソリューションズ<2327>、サイバーセキュリティ関連からは、直近で子会社がNTTDIM<3850>とディベロップメントパートナー契約を締結したと発表しているセラク<6199>をチェックしていますはい、ホントはもっと色々ご紹介したいのですが…今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/09/14 17:00
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ユーロ週間見通し:弱含みか、域内経済の減速懸念や日銀正常化方針で
*14:15JST ユーロ週間見通し:弱含みか、域内経済の減速懸念や日銀正常化方針で
■下げ渋り、9月米大幅利下げの可能性残る今週のユーロ・ドルは下げ渋り。欧州中央銀行(ECB)による追加利下げを想定してユーロ売り・米ドル買いが一時優勢となったが、9月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で大幅利下げが決定される可能性はあることから、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いは縮小。ユーロ・ドルは1.10を維持した。取引レンジ:1.1002ドル-1.1102ドル。■もみ合いか、欧米中銀の政策方針にらみ売買交錯も来週のユーロ・ドルはもみ合いか。欧州中央銀行(ECB)は9月12日の理事会で予想通り追加利下げを決定。今後はデータ次第とし早急な金融緩和に慎重姿勢を示しており、ユーロ売りは抑制されそうだ。一方、17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利引き下げが見込まれるが、利下げ幅が0.25ptにとどまった場合、ユーロ買い・米ドル売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。予想レンジ:1.0950ドル-1.1200ドル■下落、米ドル安円高の進行を受けてリスク回避の円買い拡大今週のユーロ・円は下落。日米金利差の縮小予想が広がり、リスク回避的な米ドル売り円買いが拡大したことが要因。原油先物の下落も円買い材料となった。この影響でユーロ・円の取引でも円買いが強まり、一時155円台半ば近辺までユーロ安円高が進行した。取引レンジ:155円46銭-158円73銭。■弱含みか、域内経済の減速懸念や日銀正常化方針で来週のユーロ・円は弱含みか。欧州中央銀行(ECB)理事会は9月12日に追加利下げを決定したが、今後の対応についてはデータ次第。ただ、ユーロ圏経済の減速懸念が根強いため、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロは伸び悩む可能性がある。また、日本銀行は今回の政策決定会合で金融政策の現状維持を決める見込みだが、金融正常化の方針を堅持していくことも対円でユーロを下押しする一因となりそうだ。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・16日(月):7月貿易収支予想レンジ:154円00銭-157円50銭
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2024/09/14 14:15
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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、8月雇用統計に注目
*14:14JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、8月雇用統計に注目
■弱含み、日銀追加利上げ観測で円買い優勢今週の豪ドル・円は弱含み。米国の8月雇用統計は特に悪化せず、米国経済のソフトランディング期待は残されていることから、リスク選好的な豪ドル買い・円売りが観測された。しかしながら、日本銀行中川審議委員が「先行きの見通しが実現していくとすれば、緩和度合いを調整する」と発言したことから、豪ドル売り・円買いが優勢となった。原油先物の下落も円買い材料になった。取引レンジ:93円59銭-95円71銭。■底堅い展開か、8月雇用統計に注目来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)のインフレ上方リスクへの根強い警戒感から、8月雇用統計の発表が注目される。今回も労働市場の底堅さが示される場合は、豪ドル買いが強まる可能性がある。一方、日本銀行金融政策決定会合では金融政策の現状維持が見込まれるが、植田日銀総裁が利上げ継続方針を改めて強調した場合は円買い再燃も。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・19日:8月雇用統計(7月:失業率4.2%、雇用者数増減+5.82万人)予想レンジ:93円00銭-96円00銭
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2024/09/14 14:14
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英ポンド週間見通し:伸び悩みか、日銀正常化期待で円買いも
*14:13JST 英ポンド週間見通し:伸び悩みか、日銀正常化期待で円買いも
■軟調推移、米ドル安円高進行の影響受ける今週のポンド・円は軟調推移。米ドル・円相場の円高進行の影響を強く受けたことが要因。英中央銀行は早期追加利下げに慎重との見方はあるものの、日本銀行による年内追加利上げの可能性は残されており、日英金利差の段階的な縮小を想定したポンド売り・円買いが観測された。取引レンジ:183円72銭-188円13銭。■伸び悩みか、日銀正常化期待で円買いも来週のポンド・円は伸び悩みか。英インフレ指標の鈍化のペースは緩慢で、英中央銀行は9月19日開催の金融政策委員会(MPC)で利下げ観測は後退した。一方、日本銀行は19-20日開催の金融政策決定会合で現行政策を維持も、金融正常化に前向きな姿勢を維持するとみられ、リスク回避的な円買いが強まる可能性は残されている。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・18日:8月消費者物価指数(7月:前年比+2.2%)予想レンジ:183円00銭-187円00銭
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2024/09/14 14:13
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは弱含みか、日米金融政策を受けドル売り継続も
*14:08JST 為替週間見通し:ドルは弱含みか、日米金融政策を受けドル売り継続も
【今週の概況】■日米金利差縮小予想で円買い強まる今週のドル・円は軟調推移。9月11日発表の米8月消費者物価コア指数は前月比+0.3%と市場予想を上回ったことから、9月の大幅利下げ観測は一時後退した。しかしながら、12日付けの米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「9月連邦公開市場委員会(FOMC)会合で25bpと50bpの利下げが検討される可能性がある」と報じたことから、大幅利下げの思惑が再浮上し、日米金利差縮小を想定した米ドル売り・円買いが再び広がった。国際通貨基金(IMF)の報道官は12日、「物価上昇リスクが和らいだことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の会合で利下げサイクルを開始するのが適切になる」との考えを伝えたことも意識されたようだ。13日のニューヨーク外為市場で米ドル・円は一時140円29銭まで下落した。9月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.5ptの利下げに踏み切る可能性があるとの観測が高まり、リスク回避的なドル売り・円買いが活発となった。この日発表された8月米輸入物価指数は市場予想を下回ったこともドル売り材料となった。米ドル・円は140円82銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:140円29銭-143円80銭。【来週の見通し】■ドルは弱含みか、日米金融政策を受けドル売り継続も来週のドル・円は弱含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切れば、ドル売りが続く可能性がある。また、日本銀行は金融正常化方針を改めて打ち出すとみられ、円買い圧力も強まりそうだ。FRBは9月17-18日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の引き下げに踏み切る公算。利下げ幅は0.25ptが主要シナリオで、0.50pt幅の利下げが行われる可能性もある。米インフレ指標の鈍化は足踏み状態だが、直近の雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を下回った。他の雇用関連指数からも労働市場の弱さが示され、FOMC声明で追加利下げが言及される可能性もあろう。一方、日本銀行は19-20日に開催する金融政策決定会合で政策金利の据え置きを決定することが予想される。ただ、今後に向け金融正常化の方針を改めて強調する見通し。市場では年内の追加利上げが織り込まれつつあり、他国との金利差縮小をにらんで主要通貨に対する円買いを後押しする要因となろう。【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(9月17-18日開催予定)FRBは9月17-18日に連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25pt幅の利下げに踏み切る公算。市場は織り込み済みだが、追加利下げに前向きならドル売りが強まる可能性がある。【日本銀行金融政策決定会合】(9月19-20日開催予定)日銀は9月19-20日開催の金融政策決定会合で現行の政策維持を決定する公算。ただ、追加利上げは12月とみられ、今回の政策決定を受けた円売りは限定的となりそうだ。ドル・円の予想レンジ:138円50銭-142円50銭
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2024/09/14 14:08
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国内株式市場見通し:日米中銀会合控え円高が進行、日経平均は9月安値35200円水準の攻防か
*14:06JST 国内株式市場見通し:日米中銀会合控え円高が進行、日経平均は9月安値35200円水準の攻防か
■円高が嫌気されて37000円台回復手前で失速今週の日経平均は週間で190.29円高(+0.52%)の36581.76円と小幅ながら上昇。9月17-18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、19-20日に日本銀行による金融政策決定会合がそれぞれ開催されることなどが意識されて、為替市場では円高が進行。輸出関連銘柄など日本株の重しとなった。11日、秋田市で開催された金融経済懇談会で、中川順子日銀審議委員が、経済・物価が見通しに沿って推移すれば「金融緩和の度合いを調整していくことになる」などと発言。5日の高田創審議委員による「経済・物価の見通しがある程度実現していけば、それに応じて(金融緩和の度合いを)段階的に調整していく」とほぼ同じ内容で、市場は「日銀は利上げに前向き」と捉え、追加の利上げ観測が強まり円は主要通貨に対して、全面高の展開となった。週末にかけては、米連邦準備制度理事会(FRB)が、9月FOMCで大幅な利下げ実施の可能性も検討、と伝わったことが影響し、円は対ドルで一時140円60銭台と年初来高値を更新。日経平均は37000円台に迫る動きも見られたが、為替の円高進行が嫌気されて36500円水準で取引を終えた。なお、9月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を7985億円売り越したほか、TOPIX先物を1327億円買い越し、225先物は79億円買い越したことから、合計6579億円の売り越しとなった。一方、個人投資家は現物を4499億円買い越すなど合計で5078億円買い越し。なお、信託は現物を1483億円買い越した。■日米中銀イベントに為替が振らされる展開に来週の注目はFOMCと日銀会合の結果内容となる。FOMCでは、8月のジャクソンホール会議でパウエルFRB議長が「金融政策を調整すべき時が来た」と発言し、その後の雇用関連の経済指標も弱かったことなどから、4年半ぶりの利下げを実施するのはほぼ間違いない。ポイントは利下げ幅が0.25%になるのか、それとも0.50%になるのかだ。シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ(CME)が算出するFed Watchツールでは、0.25%利下げ予想が55%、0.50%利下げ予想が45%となっている。年末までに1.25%の大幅な利下げを予想する市場関係者が最も多く、市場の利下げマインドは非常に強い。今回のFOMCではドット・チャートも公表されることから、FRBと市場で生じている利下げスケジュールの大幅なズレがどこまで修正されるかも要注目である。一方、来週末の日銀会合では「金融政策の現状維持」が市場コンセンサスとなっているが、来週、日銀審議委員から「タカ派」な発言が相次いだこともあり、日銀会合後の植田和男日銀総裁の記者会見への関心が非常に高まっている。7月31日の記者会見での「タカ派」インパクトを市場は鮮明に覚えていることから、前回の「0.5%(の政策金利)が壁として意識されるかというと、とくに意識していない」と同様の発言があった場合、為替市場では円高が加速するだろう。円が年初来高値を付けている割に日経平均は崩れていないが、さすがに1ドル=130円台という水準に入った場合、輸出関連銘柄を中心に売り圧力は強まろう。主力株の下落を受けて、日経平均は9月安値の35200円水準での攻防を迎えると想定する。■配当・優待銘柄が相対的に強含むか9月13日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は前日比297.01ドル高(+0.72%)の41393.78ドル、ナスダックは同114.30ポイント高(+0.65%)の17683.98、S&P500は同30.26ポイント高(+0.54%)の5626.02で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、通常取引終値比120円安の36170円で取引を終えた。来週は、9月第3週に入ることから、そろそろ配当銘柄や優待銘柄への関心が高まりそうだ。26日の権利取り最終日に向けて、9月決算企業や3月決算企業で中間配当・優待制度を設けている銘柄が動意付くと見る。週末の為替は1ドル=140円20銭台まで円高ドル安が進む場面が見られた。来週、為替の円高が進むことで輸出関連銘柄の値動きが弱くなれば、中間配当・優待制度を設けている内需株が相対的に強含むと考える。■20日に国内では8月消費者物価指数発表来週は、国内では、17日に7月第3次産業活動指数、18日に7月機械受注、8月貿易収支、20日に8月消費者物価指数(CPI)、日銀政策金利発表などが予定されている。海外では、16日に米・9月NY連銀製造業景気指数、17日に独・9月ZEW景況感指数、欧・9月ユーロ圏ZEW景況感指数、米・8月小売売上高、鉱工業生産指数、18日に英・8月CPI、小売物価指数、生産者物価指数、南ア・8月CPI、米・8月住宅着工件数、週次原油在庫、FOMC政策金利、19日に南ア・中央銀行が政策金利発表、NZ・4-6月GDP、豪・8月雇用統計、英・英中銀政策金利、トルコ・中銀政策金利、米・4-6月経常収支、9月フィラデルフィア連銀景況指数、週次新規失業保険申請件数、8月中古住宅販売件数、20日に中・1年物/5年物ローンプライムレート(LPR)、英・8月小売売上高指数などが予定されている。
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2024/09/14 14:06
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