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米国との金融政策乖離、人民元安定化に寄与=元中国外為当局高官
配信日時:2022/02/16 13:36
配信元:REUTERS
[上海 16日 ロイター] - 中国国家外為管理局(SAFE)元高官の管涛氏は16日、中国と米国の金融政策の乖離が海外資金の流入減少につながり、人民元の過度な上昇を抑制するのに寄与するとの見解を示した。上海証券報に掲載された記事で述べた。
米連邦準備理事会(FRB)は今年、インフレを抑制するため金融引き締めを加速させると予想されている。一方、中国人民銀行(中央銀行)は景気安定化に向け、金融政策ツールを活用する必要がある。
「したがって、米中間の金融政策の乖離はさらに大きくなる可能性がある」と管氏は指摘。
FRBの金融引き締めは中国への資本流入減少と中国の貿易黒字縮小につながる見込みで、経済のファンダメンタルズと整合性を高める必要がある人民元相場の安定化に寄与するとした。
米中の政策乖離は中国に複数の影響を及ぼすとし、債券利回り格差の縮小、中国証券の購入減少、ドル高、中国の輸出需要減少、世界的な金融市場のボラティリティーなどを例に挙げた。
その上で、FRBの引き締めが世界的な経済危機につながるという最悪のシナリオでも、中国は金融引き締めではなく、金融緩和によって外部からの影響を軽減するだろうと述べた。
米中の10年債利回り格差は2020年終盤の250ベーシスポイント(bp)超から80bp程度に縮小したが、人民元は1月下旬に対ドルで約4年ぶりの高値を付けた。
管氏は利回り格差について80─100bpが「心地良い」水準との見方を示した。
管氏はSAFEの元国際収支司長で、現在は中銀国際証券(BOCインターナショナル)のグローバルチーフエコノミストを務めている。
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