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<動意株・10日>(前引け)=メディアドゥ、正興電、タカトリ

配信日時:2022/02/10 11:36 配信元:MINKABU
 メディアドゥ<3678.T>=続伸。全体相場が伸び悩むなか上げ幅を縮小しているが、一時144円高の2769円まで駆け上がる場面があった。電子書籍の取次で国内最大手に位置する。出版不況が言われるなかにあっても電子書籍についてはコミック中心に急成長が続いており、同社の業績はトップラインが10年2月期以降、10年以上にわたる大幅増収トレンドを続けている。22年2月期営業利益は前期比13%増の30億円と伸び率こそ鈍化するものの2ケタ成長を確保する見通しだ。デジタルコンテンツの資産化に焦点を当て、NFTを使ったデジタル特典付きのコンテンツ販売にも力を入れている。メタバース分野への参入にも意欲的だ。今週8日に、VRソリューション開発会社HIKKY(東京都渋谷区)に出資し、業務提携を開始したことを発表、メタバース領域での読書の新たな価値創出に向けた取り組みを加速する方針で、これも株価の刺激材料となっている。  正興電機製作所<6653.T>=マド開け急伸。5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも目前に迫っており、トレンド転換の様相を強めている。電力向け受変電設備や開閉装置などの製造販売を手掛け、主要顧客が九州電力<9508.T>と日立製作所<6501.T>で安定した収益基盤を持っている。9日取引終了後に発表した、22年12月期業績予想は売上高が前期比22%増の300億円、営業利益は同42%増の20億円と大幅増益を見込んでおり、これを手掛かり材料に投資資金が集中する格好となっている。IoT技術を活用した情報制御システムで優位性を持っており、環境エネルギー部門では道路設備向け受配電システムなどの伸びが収益に貢献する見通し。  タカトリ<6338.T>=ストップ高カイ気配。同社は半導体向けなどを主力に精密切断加工を行うマルチワイヤーソーが看板商品として収益を牽引している。旺盛な半導体設備投資需要を背景に業績は急拡大途上にある。9日取引終了後、22年9月期第1四半期(21年10~12月)決算を発表、営業利益は4億4800万円(前年同期は1億2600万円の赤字)と絶好調で、通期計画の5億3000万円(前期比36%増)に対する進捗率は85%に達した。これがポジティブサプライズとなり投資資金が一気に流入する格好となっている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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