１０日の株式相場見通し＝大幅続伸か、欧米株軒並み高でリスクオン

　１０日の東京株式市場は、リスクオンの地合いが続き日経平均株価は２万７０００円台後半に水準を切り上げる展開が予想される。前日の欧州株市場ではドイツやフランスなどをはじめ主要国の株価指数が軒並み高となったほか、米国株市場でもＮＹダウ、ナスダック総合株価指数いずれも大きく買われる展開となっており、東京市場でもこの流れを引き継いで主力株を中心に上値を指向する公算が大きい。米国では足もとで米長期金利が低下しハイテク系グロース株が買い戻されたほか、新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあることで消費関連セクターにも物色の矛先が向いた。東京市場でも幅広いセクターに買いが誘導される形となり、展開次第では２万８０００円大台を視界に捉える大幅高も想定される。一方、きょうは３連休を控え、日本時間今晩に発表が予定される１月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果を見極めたいとの思惑もあり、取引終盤は手仕舞い売りが出て伸び悩むケースも考えられる。 　９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比３０５ドル２８セント高の３万５７６８ドル０６セントと３日続伸。ナスダック総合株価指数は同２９５．９１８ポイント高の１万４４９０．３７３だった。 　日程面では、きょうは１月の企業物価指数、１月のオフィス空室率、３カ月物国庫短期証券の入札など。海外では、インドネシア中銀とスウェーデン中銀が政策金利を発表するほか、１月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）、１月の米財政収支も発表される。 出所：MINKABU PRESS

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