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【↑】日経平均 大引け| 続伸、欧米株高を引き継ぎリスク選好の買い優勢 (2月9日)

配信日時:2022/02/09 19:02 配信元:MINKABU
日経平均株価 始値  27488.65 高値  27633.10(14:57) 安値  27405.88(09:51) 大引け 27579.87(前日比 +295.35 、 +1.08% ) 売買高  15億0267万株 (東証1部概算) 売買代金  3兆3824億円 (東証1部概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント  1.日経平均は続伸、欧米株高を引き継ぎリスクオン  2.後場は買い気強まり一段高、一時350円近い上昇も  3.アジア株市場が総じて強く、市場心理にプラスに働く  4.2万7000円台後半は上値重く引け際に上げ幅縮小  5.好決算銘柄中心に物色意欲は旺盛で7割の銘柄が上昇 ■東京市場概況  前日の米国市場では、NYダウは前日比371ドル高と続伸した。米10年債利回りが上昇するなか、銀行株が買われ全体相場を押し上げた。  東京市場では、前日の欧米株市場が高かったことを受け主力株中心に買いが優勢となった。日経平均株価は後場に上げ幅を広げる展開となった。  9日の東京市場は、前日の欧米株市場が高かったことや、取引時間中は中国・上海株や香港株をはじめアジア株市場が総じて強い動きを示したこともあって、リスクを取る動きが優勢だった。日経平均は朝高後に伸び悩む場面もあったが、後場に入ると一段高の展開となった。決算発表が佳境入りとなるなかで、好決算銘柄を物色する動きが全体相場を支え、日経平均は一時350円近い上昇を示し、2万7600円台まで水準を切り上げる場面があった。ただ、2万7000円台後半では戻り売り圧力も意識され、引け際に手仕舞い売りが出て、結局上げ幅は300円を下回って着地。個別株物色意欲は旺盛で、値上がり銘柄数は東証1部全体の7割強を占め、売買代金も3兆円台に再び乗せた。  個別では、売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984>が高く、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連の主力株も上昇した。トヨタ自動車<7203>がしっかりだったほか、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>が大きく買われた。シマノ<7309>が急伸、日本CMK<6958>はストップ高となった。ジェイリース<7187>が値上がり率トップに買われ、新日本電工<5563>、宮地エンジニアリンググループ<3431>なども大幅高。  半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が利食い売りに押され、武田薬品工業<4502>も冴えない。NTT<9432>、KDDI<9433>が軟調、INPEX<1605>も値を下げた。BEENOS<3328>が値下がり率トップに売られ、デジタルハーツホールディングス<3676>も急落。レノバ<9519>、太平洋セメント<5233>などが大幅下落、明治ホールディングス<2269>の下げも目立った。  日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、リクルート <6098> 、東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約152円。  日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、第一三共 <4568> 、アステラス <4503> 、キッコマン <2801> 、セブン&アイ <3382> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約24円。  東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)鉄鋼、(3)ガラス土石製品、(4)金属製品、(5)パルプ・紙。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)食料品、(4)医薬品、(5)建設業。 ■個別材料株 △フロンテオ <2158> [東証M]  AIを用いた経済安全保障ソリューションの技術で特許査定を取得。 △アイケイ <2722>  25万株を上限とする自社株買いを実施。 △宮地エンジ <3431>  22年3月期の利益及び配当予想を上方修正。 △フラクタル <3750> [東証2]  男性腹圧性尿失禁治療に関する医療機器の国内製造販売承認を取得。 △SANKYO <6417>  22年3月期業績予想を上方修正。 △アクセル <6730>  4-12月期営業利益が通期計画の大幅超過。 △キョウデン <6881> [東証2]  22年3月期業績予想を上方修正。 △日本CMK <6958>  今期営業利益の大幅増額を好感。 △IHI <7013>  22年3月期業績及び配当予想を上方修正。 △シマノ <7309>  今期経常は6%増で2期連続最高益更新へ。 ▼BEENOS <3328>  10-12月期大幅営業減益を嫌気。 ▼ユニバンス <7254> [東証2]  今期経常を24%下方修正。  東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ジェイリース <7187> 、(2)日本CMK <6958> 、(3)シマノ <7309> 、(4)グレイス <6541> 、(5)新日本電工 <5563> 、(6)宮地エンジ <3431> 、(7)飯野海 <9119> 、(8)シュッピン <3179> 、(9)日電波 <6779> 、(10)アクセル <6730> 。  値下がり率上位10傑は(1)BEENOS <3328> 、(2)デジハHD <3676> 、(3)ポピンズ <7358> 、(4)シップHD <3360> 、(5)静ガス <9543> 、(6)ディーエヌエ <2432> 、(7)ドリームI <4310> 、(8)ミクニ <7247> 、(9)不二製油G <2607> 、(10)レノバ <9519> 。 【大引け】  日経平均は前日比295.35円(1.08%)高の2万7579.87円。TOPIXは前日比18.16(0.94%)高の1952.22。出来高は概算で15億0267万株。東証1部の値上がり銘柄数は1563、値下がり銘柄数は544となった。日経ジャスダック平均は3667.80円(24.16円高)。 [2022年2月9日] 株探ニュース

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