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原油先物上昇、米在庫が予想外に減少

配信日時:2022/02/09 11:52 配信元:REUTERS

[シンガポール 9日 ロイター] - アジア時間9日午前の原油先物は上昇している。米原油・燃料在庫が予想外に減少したことを受けて、これまで2日間の下げから持ち直した。

0122GMT(日本時間午前10時22分)時点で、北海ブレント先物は0.23ドル(0.3%)高の1バレル=91.01ドル。米WTI先物は0.11ドル(0.1%)高の89.47ドル。

市場関係者が明らかにした米石油協会(API)のデータによると、原油、ガゾリン、ディスティレート(留出油)の在庫が減少。原油在庫は、予想の40万バレル増加に対して200万バレル減少した。

核合意を復活させる可能性のある米国とイランの間接協議が、8日にウィーンで再開。合意が復活してイランからの供給が増える可能性が、原油価格の一定の重しとなっている。

CMCマーケッツのアナリスト、ティナ・テン氏は「原油価格はきょうは上昇しているが、協議開始を受けて向こう1週間は勢いを失うとみられる」とし、原油価格が7年超ぶりの高値を付けたことを背景に一部で利益確定の動きも出ていると指摘した。

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