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東京為替:ドル・円はもみ合い、115円台は維持
配信日時:2022/02/08 08:58
配信元:FISCO
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来週の相場で注目すべき3つのポイント:米FOMC議事要旨、米消費者物価コア指数、中国国慶節明け
*18:40JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:米FOMC議事要旨、米消費者物価コア指数、中国国慶節明け
■株式相場見通し予想レンジ:上限38300円-下限40100円4日の米国株式市場は反発。ダウ平均は前日比341.16ドル高(+0.81%)の42352.75ドル、ナスダックは同219.38ポイント高(+1.22%)の18137.85、S&P500は同51.13ポイント高(+0.90%)の5751.07で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比1000円高の39600円で取引を終えた。9月米雇用統計が市場予想を上回る内容となったことで、米長期金利が上昇し、為替市場では1ドル148円台まで円安ドル高が加速。強い雇用情勢を背景としたソフトランディング期待で米国株も買われたことから、週明けの日経平均は窓を伴う上昇が期待される。日経平均は9月27日の戻り高値39829.56円、そして、40000円台回復が意識されよう。市場の心理状態を示す日経平均VIが30前後と先行き不透明感が高まりつつあることから下に動く可能性は残っているが、10月9日に衆議院が解散し、27日に衆議院選挙の投開票実施というスケジュールで進んでいることから、「選挙は買い」といった政策期待等のアノマリーが先行し40000円台回復といった展開も十分想定できる。首相就任後の石破氏は、市場フレンドリーな政策を主張していることから、防衛関連や地方創生関連を中心とした政策期待の物色が改めて入る可能性もあろう。一方、金融所得課税など就任前と就任後の石破氏の主張が変わっている点を野党が追及し、自民党苦戦という雰囲気になった場合、「選挙は買い」のアノマリーは通用しなくなるだろう。政権発足時の支持率が岸田政権誕生より低かったことも気になるところだ。メディアが行う世論調査などには注意したい。来週、中国市場が国慶節明けで売買が再開される。9月24日に中国人民銀行が大規模な景気刺激策を発表。上海総合指数、香港ハンセン指数ともに大商いで急騰しており、半年チャートで見ると垂直に近い角度で上昇している。休場前の上海総合指数は9月23日の終値から21%ほど上昇した。一方、10月2日から取引を再開した香港ハンセン指数は4日時点で24%ほど上昇。来週に入って香港ハンセン指数は上値が重くなっているが、東京市場では「IF中国GBA100」「IF中国科創板50」「中国A株(パンダ)」など中国関連ETFが急騰している。「ONE・CSI500」は4日に115%上昇しており、国慶節明けの上海総合指数の上昇を見越した買いが入っているもよう。出来高が少ないことから参加者は限定的だが、国慶節明けの上海総合指数が一段高となれば、ファナック<6954>や資生堂<4911>など中国関連銘柄の刺激材料となる可能性もある。■為替市場見通し来週のドル・円は底堅い値動きか。予想を上回る強い内容だった9月米雇用統計を受けて11月と12月に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、いずれも0.25ptの利下げが決定される公算が大きい。10月11日に発表される9月消費者物価指数が市場予想を下回った場合、リスク選好的な米ドル買い・円売りは一服する可能性があるが、政策金利見通しに大きな影響を及ぼすものではないと予想されており、インフレ率が多少低下しても大幅追加利下げ観測が再浮上する可能性は低いとみられる。イスラエルとイランの緊張が高まり、大規模な軍事衝突への警戒から一部通貨に対するリスク回避的な円買いが強まる可能性があるが、同時に安全逃避的な米ドル買いが強まるとの見方もあるため、米ドル・円相場がただちに円高方向に動く可能性は低いとみられる。■来週の注目スケジュール10月7日(月):地域経済報告(さくらリポート)(10月)、景気先行CI指数(8月)、景気一致指数(8月)、米・消費者信用残高(8月)、中・外貨準備高(9月)、欧・ユーロ圏小売売上高(8月)、独・製造業受注(8月)など10月8日(火):国際収支(経常収支)(8月)、景気ウォッチャー調査(9月)、米・貿易収支(8月)、中・国慶節明け、独・鉱工業生産指数(8月)、欧・欧州中央銀行(ECB)のイベントでクーグラー連邦準備制度理事会(FRB)理事が基調講演など10月9日(水):臨時国会会期末、衆院解散、工作機械受注(9月)、中・マネーサプライ(9月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月17日-18日会合分)、NZ・ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が政策金利発表など10月10日(木):国内企業物価指数(9月)、米・新規失業保険申請件数(先週)、米・消費者物価コア指数(9月)、米・NY連銀総裁が会議で基調講演など10月11日(金):マネーストック(9月)、米・生産者物価コア指数(9月)、米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報(10月)、英・商品貿易収支(8月)、英・鉱工業生産指数(8月)、独・CPI(9月)、米・シカゴ連銀総裁が講演など
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2024/10/05 18:40
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株ブロガー・さなさえ:わたしが選ぶ『新総理誕生で期待の注目株』はコレ【FISCOソーシャルレポーター】
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:わたしが選ぶ『新総理誕生で期待の注目株』はコレ【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。-----------※2024年9月29日19時に執筆皆様、おはこんばんちは。自民党総裁選はまさかの石破茂候補の当選となり、その瞬間、日経先物は大暴落。遂にはサーキットブレイカーまで発動する程のインパクトを市場に引き起こしました。投資家としては愕然とする総裁選でしたが、粛々とこのチャンスを活かしたいですね。次の衆院選においても投資家目線で見据えようと思った、さなさえです。夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)のアラフォー女性投資家が綴る当記事の連載も2年目…はや88回目です。今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。<石破茂首相の誕生>かつて故・安倍元首相と政権を争った石破茂氏。今回の総裁選でその石破氏を後押ししたキングメーカーとは、その安倍氏のお膝元で政略を担った菅義偉元首相という皮肉。仮にも保守を自称する政党の中で、こんなにいびつな『仁義なき戦い』が引き起こされている理由や構造ついては様々なルポライターにお任せするとして、今回の当コラムではその石破茂氏の主義主張や人柄にちなんだ『石破茂関連銘柄』と呼ばれるテーマの中から、わたしが独断と偏見でピックアップした株をご紹介していきたいと思います。<石破茂関連株の中から絞り込みました>まずは実際に石破茂氏が実際に保有されている株の中からピックアップしていきたいですね。防衛関連としても知られる三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>。また、同じく武器製造などにも利用される粗鋼生産を担う日本製鉄<5401>、JFEホールディングス<5411>。そして原発推進を唱えている事もあって東京電力HD<9501>、関西電力<9503>は要チェックです。また、鉄道好きとしても知られる同氏は東急<9005>株も保有されていますので、鉄道関連にも関心が向かうかもしれませんね。また、前述した通り「防衛オタク」と呼ばれる石破氏。前述した代表株以外にも、防衛機器の設計・製造の日本製鋼所<5631>のほか、日本のライフル銃メーカーである豊和工業<6203>、機雷などの防衛機器を手掛ける石川製作所<6208>などの小型株にも物色向かうか注目です。また、同氏は防衛のみならず、地震大国である日本において「防災省創設」も唱えています。そうなれば防災車両や消防用ホースを手掛ける帝国繊維<3302>やモリタHD<6455>、火災報知器や消火設備の能美防災<6744>、そして水道管耐震化で日本ヒューム<5262>はチャートのみならず、その値動きの良さからも注目したいですね。最後は同氏が主張する「地方創生」関連株からご紹介。令和の米不足で話題となった産地直送アプリ「ポケットマルシェ」の雨風太陽<5616>は、直近IPOとしても、個人を中心に人気化の可能性はありそうですね。またふるさと納税関連からサイネックス<2376>、チェンジHD<3962>、アイモバイル<6535>へも思惑が続きそうですね。はい、ホントはもっと色々ご紹介したいのですが…今回は以上です。ここ最近のわたしのブログでは、上記でご紹介した株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の『注目3銘柄』をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。もちろん株以外のネタも多種多様…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)。ではでは。Have a nice trade.----執筆者名:さなさえブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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2024/10/05 17:00
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国内株式市場見通し:方向感つかみにくい日本株、国慶節明けの中国市場に注目
*15:04JST 国内株式市場見通し:方向感つかみにくい日本株、国慶節明けの中国市場に注目
■石破新首相の言動に振らされる展開に今週の日経平均は週間で1193.94円安(-3.00%)の38635.62円と下落。石破新首相の発言及び政権方針に振らされる展開となった。週初から「高市トレード」の逆回転で一時2000円超急落し38000円台を割り込んだ後、石破氏が「岸田政権の成長路線を引き継ぐ」としたことから安心感が先行し、翌日には防衛関連銘柄や地方創生関連銘柄を中心に買いが入り、日経平均は大幅反発した。ただ、イランがイスラエルにミサイル攻撃を行うなど中東情勢が緊迫化したことで地政学リスクが意識され、市場の心理状態を示す日経平均VIが一時33.64まで上昇するなど先行き不透明感が高まり、日経平均は反落した。週末にかけては、石破氏が「追加利上げ環境にない」と発言したことで、早期の追加利上げ観測が後退し、為替市場では1ドル147円台まで円安ドル高が加速した。日経平均は38000円台半ばまで持ち直したが、日替わりで地合いが変わる方向感に欠ける展開となった。なお、9月第4週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を673億円売り越したほか、TOPIX先物を7513億円売り越し、225先物を1585億円売り越したことから、合計9771億円の売り越しとなった。また、個人投資家も現物を5760億円売り越すなど合計で5878億円売り越し。信託はTOPIX先物を9828億円買い越し合計1兆2602億円買い越したが、これは配当落ちに絡んだ先物買いと見られる。■「選挙は買い」のアノマリー通りとなるか4日の米国株式市場は反発。ダウ平均は前日比341.16ドル高(+0.81%)の42352.75ドル、ナスダックは同219.38ポイント高(+1.22%)の18137.85、S&P500は同51.13ポイント高(+0.90%)の5751.07で取引を終了した。大証ナイト・セッションの日経225先物は、日中終値比1000円高の39600円で取引を終えた。日経平均は急落後上下に振れたが、25日移動平均線(25MA:37579円)水準、200日移動平均線(200MA:37863円)水準、75日移動平均線(75MA:38265円)水準より上を推移しており、方向感の乏しいなか良好なトレンドを維持している。日経平均VIが30前後と先行き不透明感が高まりつつあることから下に動く可能性は残っているが、27日に衆議院議員選挙の投開票を控えていることから「選挙は買い」といった政策期待等のアノマリーが先行し、39000円台を目指す展開が想定できる。11月5日に米大統領選挙を控えているため様子見姿勢が強まる可能性もあるが、就任後の石破氏は市場フレンドリーな政策を主張していることから、防衛関連や地方創生関連を中心とした物色が進む可能性はある。一方、金融所得課税など就任前と就任後の石破氏の主張が変わっている点を野党が追及し、自民党苦戦という雰囲気になった場合、「選挙は買い」のアノマリーは通用しなくなるだろう。政権発足時の支持率が岸田政権誕生より低かったことも考慮すると、日本株は10月末まで一進一退の展開となる可能性もある。■中国関連ETFが連日急騰来週、中国市場が国慶節明けで売買が再開される。9月24日に中国人民銀行が大規模な景気刺激策を発表。上海総合指数、香港ハンセン指数ともに大商いで急騰しており、半年チャートで見ると垂直に近い角度で上昇している。休場前の上海総合指数は9月23日の終値から21%ほど上昇した。一方、10月2日から取引を再開した香港ハンセン指数は4日時点で24%ほど上昇。来週に入って香港ハンセン指数は上値が重くなっているが、東京市場では「IF中国GBA100」「IF中国科創板50」「中国A株(パンダ)」など中国関連ETFが急騰している。「ONE・CSI500」は4日に115%上昇しており、国慶節明けの上海総合指数の上昇を見越した買いが入っているもよう。出来高が少ないことから参加者は限定的だが、4日引け後の安川電機<6506>が25年2月期純利益見通しを540億円から640億円に上方修正したこともあり、中国関連銘柄に物色が波及する可能性はある。ファナック<6954>や資生堂<4911>などの動向に注目したい。■ノーベル賞の発表がスタート来週、国内では7日に8月景気動向指数(速報値)、8日に8月毎月勤労統計、全世帯家計調査、国際収支、9日に9月国内企業物価などが予定されている。海外では、8日に米・8月貿易収支、9日にNZ・政策金利、米・8月卸売在庫(確報値)、週次原油在庫、9月FOMC議事録、10日に米・9月消費者物価指数、週次新規失業保険申請件数、11日に独・9月消費者物価指数(確報)、英・8月GDP、鉱工業生産指数、製造業生産高、貿易収支、米・9月生産者物価指数、10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)などが予定されている。なお、2024年のノーベル賞発表は7日の生理学・医学賞からスタートし、物理学賞は8日、化学賞は9日、文学賞は10日、平和賞は11日、経済学賞は14日と続く。
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2024/10/05 15:04
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新興市場見通し:グロース市場の売買代金増加を確認したいところ
*15:00JST 新興市場見通し:グロース市場の売買代金増加を確認したいところ
■主力株への関心が高まらず売買代金は低迷今週の新興市場は下落。同時期の騰落率は、日経平均が-3.00%だったのに対して、グロース市場指数は-3.69%、グロース市場250指数は-4.22%。プライム市場同様、週初は「高市トレード」の巻き戻しで下落。その後は、石破新首相の言動に振らされる展開となり、主力株への買いは手控えられ、直近IPO銘柄に短期資金は向かった。主力株への関心が高まらなかったことなどから、売買代金は連日で1000億円少しと低迷が続いた。時価総額上位銘柄では、タイミー<215A>がじり安で上場来安値水準まで売られた。一方、GENDA<9166>が買われ上場来高値を更新したほか、フリー<4478>も強い動きとなった。このほか、9月27日に買われたFFRIセキュリティ<3692>などサイバーセキュリティ関連や、QPS研究所<5595>、ispace<9348>、アストロスケールHD<186A>などの宇宙関連の下げが目立った一方、地方創生関連銘柄として雨風太陽<5616>が大幅高。また、アスア<246A>、イタミアート<168A>、オプロ<228A>、Liberaware<218A>など直近IPO銘柄に短期資金が向かい買い優勢となった。なお、1日にスタンダード市場に上場したシマダヤ<250A>の初値は、公開価格を6.4%下回る1760円で、週末にかけてじりじりと下落するさえない展開となった。■週初は上放れも上値が重くなる可能性来週の新興市場は、買い優勢でスタートしそうだ。米雇用統計の結果を受けて大幅利下げ観測が後退したことで、今週末の米国時間の為替市場では1ドル148円台と円安ドル高に振れたことから投資家心理が好転。グロース250先物の夜間取引は日中終値比13ポイント高の645ポイントと上昇した。グロース市場250指数は、75日移動平均線(75MA:641ポイント)と25日移動平均線(25MA:655ポイント)の狭いレンジで推移しているが、週初は上放れを試しそうな状況だ。ただ、円安ドル高を材料とした物色のため、物色のメインはプライム市場の大型株となり、買い一巡後のグロース市場は上値が重くなる可能性はある。売買代金の増加を確認したいところだ。個別では、引き続き値動きが軽い直近IPO銘柄に関心が向かおう。リリースをきっかけに今週買われたイシン<143A>、上昇が目立ったアスア、オプロは買いが続くか注目したい。一方、下落が目立ったキャンバス<4575>、アンジェス<4563>、カイオム・バイオサイエンス<4583>、ノイルイミューン・バイオテック<4893>などバイオ関連は、短期資金が直近IPOに向かっていることで引き続き厳しいか。なお来週は、8日にジュエリー・時計の製造販売を手掛けるケイ・ウノ<259A>が名証ネクストに上場するほか、11日にデジタルクローン P.A.I.(パーソナル人工知能)の開発等を手掛けるオルツ<260A>がグロース市場に上場する。オルツは、パーソナル人工知能という高いテーマ性に関心が向かいやすいことから、堅調な初値形成及びセカンダリーとなりそうだ。
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2024/10/05 15:00
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米国株式市場見通し:楽観ムード強く主要3指数がそろって高値更新の可能性も
*14:59JST 米国株式市場見通し:楽観ムード強く主要3指数がそろって高値更新の可能性も
来週の米国株は、中東情勢という地政学的リスクは重しとなるが、強い雇用情勢を背景としたソフトランディング期待が株価を押し上げそうだ。非農業部門雇用者数の増加幅、失業率、平均時給のどこを切り取っても強い内容だったことから、金融市場は、長期金利上昇、ドル高、株高と「良い処取り」の地合いとなっている。中東情勢の緊迫化が続いているため、週末のVIX指数は19.21ポイントと大幅な低下とはならなかったが、節目の20ポイントは割り込んでおり、楽観ムードはVIX指数以上に強そうだ。雇用に対する警戒感が払しょくされたことから、良好な投資家心理を背景に、終値ベースで史上最高値を更新したNYダウは強い動きが続くだろう。S&P500の史上最高値更新も時間の問題か。金利上昇は重しだが、上値がやや重いエヌビディアの動き次第では、ナスダックも7月10日の史上最高値を上抜く可能性は十分ある。主要3指数がそろって史上最高値を更新する雰囲気は、9月雇用統計によって一気に醸成されたと考える。一方、10日に発表される9月の消費者物価指数(CPI)や、週末の大手金融機関の決算発表は意識しておきたい。ソフトランディング期待が強まっていることから、CPIなどが水を差す結果となれば、反動はより大きくなろう。なお、先の話となるが、11月FOMC前の11月1日に発表される10月雇用統計は、ボーイングのストライキや大型ハリケーン「ヘリーン」の影響を受け、一時的に数字は悪くなるとの見方だ。10月雇用統計の結果次第では、11月FOMCの利下げ幅が大きく変わる可能性もあることには注意しておきたい。経済指標では、8日に8月貿易収支、9日に8月卸売在庫(確報値)、週次原油在庫、9月FOMC議事録、10日に9月消費者物価指数、週次新規失業保険申請件数、11日に9月生産者物価指数、10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)などが予定されている。主要企業決算は、7日にダックホーン、8日ペプシコ、10日にデルタ航空、ドミノ・ピザ、11日にバンク・オブ・NY・メロン、ブラックロック、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ファスナルなどが予定されている。
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2024/10/05 14:59
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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差の大幅縮小観測は後退
*14:34JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差の大幅縮小観測は後退
■上昇、原油高などの影響受ける今週のポンド・円は上昇。一時190円を下回ったものの、日米金利差の大幅縮小観測は後退し、米ドル高円安が急速に進行したことを受けてポンド・円は一時195円台半ばまで買われた。中東情勢の一段の悪化を警戒して原油先物が上昇したこともポンド買い・円売りを促したようだ。取引レンジ:189円57銭-195円97銭。■下げ渋りか、日英金利差の大幅縮小観測は後退来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行総裁はインフレ動向次第で積極的に金融緩和を進める考えを表明しており、11月の金融政策委員会(MPI)での利下げが予想される。一方、日本銀行の追加利上げ期待は後退しており、日英金利差の大幅縮小は想定されていないため、ポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定の英主要経済指標・注目イベント・11日:8月鉱工業生産(7月:前月比-0.8%)予想レンジ:193円00銭-197円00銭
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2024/10/05 14:34
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豪ドル週間見通し:上げ渋りか、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に
*14:33JST 豪ドル週間見通し:上げ渋りか、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に
■上昇、日銀追加利上げ観測後退で円売り強まる今週の豪ドル・円は上昇。石破新首相は日本銀行が金融緩和姿勢を維持することを期待しているとの見方が広がり、日豪金利差の早期縮小観測は後退したことが豪ドル買い・円売りを促した。週後半の米ドル・円相場が円安方向に大きく動いたことや原油先物の上昇も豪ドル高円安進行の一因となったようだ。取引レンジ:98円09銭-101円28銭。■上げ渋りか、豪準備銀行理事会議事要旨が手掛かり材料に来週の豪ドル・円は上げ渋りか。10月8日に発表される豪準備銀行(中央銀行)9月理事会議事要旨が有力な手掛かり材料となりそうだ。同理事会では、政策金利(4.35%)の据え置きを決定し、政策金利は当面現状維持になるとの見方を示した。議事要旨を受けて、これまでのタカ派色がさらに薄れるような印象が強まる場合、金利先安観が強まり豪ドルは買いづらくなりそうだ。○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・8日:豪準備銀行9月理事会議事要旨公表予想レンジ:99円00銭-102円00銭
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2024/10/05 14:33
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ユーロ週間見通し:下げ渋りか、中東情勢悪化も日銀政策を注視
*14:32JST ユーロ週間見通し:下げ渋りか、中東情勢悪化も日銀政策を注視
■軟調推移、ECBによる10月追加利下げの可能性高まる今週のユーロ・ドルは軟調推移。週初に1.1209ドルまで買われたが、欧州中央銀行(ECB)による10月追加利下げ観測が広がり、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが優勢となった。複数の米経済指標が市場予想を上回り、米国の大幅追加利下げ観測が後退したこともユーロ売り・米ドル買いを促す要因となった。取引レンジ:1.0951ドル-1.1209ドル。■伸び悩みか、中東情勢の悪化も懸念材料に来週のユーロ・ドルは伸び悩みか。ユーロ圏経済は弱さが目立ち、欧州中央銀行(ECB)は今月開催の理事会で追加利下げに踏み切る公算。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅追加利下げ観測は後退し、中東情勢の悪化も懸念されていることから、ユーロを下押しする可能性もあろう。予想レンジ:1.0800ドル-1.1100ドル■上昇、日欧金利差縮小観測は後退今週のユーロ・円は上昇。一時158円台前半まで売られたが、石破新首相は日本銀行が金融緩和姿勢を維持することを期待しているとの見方が強まり、日本とユーロ圏の金利差縮小を想定したユーロ売り・円買いは縮小。週後半の米ドル・円相場は円安方向に振れたことも影響し、ユーロ・円は週末前に163円台前半まで一段高となった。取引レンジ:158円11銭-163円37銭。■下げ渋りか、中東情勢悪化も日銀政策を注視来週のユーロ・円は下げ渋りか。欧州中央銀行(ECB)による10月追加利下げの可能性は高いものの、日本銀行の早期追加利上げの思惑は大幅に後退。中東情勢の悪化は円買い材料となり得るが、新たなユーロ売り材料が提供されない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いが拡大する可能性は低いとみられる。○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント・7日(月):8月小売売上高(7月:前月比+0.1%)予想レンジ:161円50銭-164円50銭
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2024/10/05 14:32
注目トピックス 市況・概況
為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米雇用改善でドル買い継続も
*14:31JST 為替週間見通し:ドルは底堅い値動きか、米雇用改善でドル買い継続も
【今週の概況】■米ドル・円は一時149円、日米金利差縮小観測後退で円売り強まる今週のドル・円は大幅高。10月1日に内閣総理大臣に選出された石破氏は2日、日本銀行植田総裁と会談を行い、会談後に「個人的には現在、追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない」との見方を伝えたことから、日銀による早期追加利上げ観測は再び後退し、2日の欧米市場で米ドル・円は146円台半ばまで急伸した。イランとイスラエルの大規模な軍事衝突を警戒してリスク回避的な円買いが観測されたものの、3日に発表された米国の9月ISM非製造業景況指数は市場予想を上回ったことから、11月の大幅利下げ観測は一段と後退し、日米金利差縮小観測も後退したことから、リスク選好的な米ドル買い・円売りが再び広がった。4日のニューヨーク外為市場でドル・円は一時149円00銭まで上昇した。この日発表された米9月雇用統計は予想以上に強く、11月と12月に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げが決定されるものの、下げ幅はいずれも0.25ptにとどまるとの見方が強まりリスク選好的な米ドル買い・円売りが加速した。米ドル・円は148円68銭でこの週の取引を終えた。ドル・円の取引レンジ:141円65銭-149円00銭。【来週の見通し】■ドルは底堅い値動きか、米雇用改善でドル買い継続も来週のドル・円は底堅い値動きか。予想を上回る強い内容だった9月米雇用統計を受けて11月と12月に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、いずれも0.25ptの利下げが決定される公算が大きい。10月11日に発表される9月消費者物価指数が市場予想を下回った場合、リスク選好的な米ドル買い・円売りは一服する可能性があるが、政策金利見通しに大きな影響を及ぼすものではないと予想されており、インフレ率が多少低下しても大幅追加利下げ観測が再浮上する可能性は低いとみられる。イスラエルとイランの緊張が高まり、大規模な軍事衝突への警戒から一部通貨に対するリスク回避的な円買いが強まる可能性があるが、同時に安全逃避的な米ドル買いが強まるとの見方もあるため、米ドル・円相場がただちに円高方向に動く可能性は低いとみられる。【米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨】(9日公表予定)FRBは10月9日、9月17-18日に連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表する。政策委員の半数近くは大幅利下げに慎重だったことが裏付けられれば、リスク回避的なドル売りは後退しそうだ。【米・9月消費者物価コア指数(CPI)】(10日発表予定)10月10日発表の米9月消費者物コア指数(CPI)は前年比+3.2%と予想されている。コアインフレ率の大幅な低下は期待できないが、市場予想を下回った場合は長期金利の低下やドル売りを促す要因となろう。ドル・円の予想レンジ:146円50銭-151円00銭
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2024/10/05 14:31
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