３日の株式相場見通し＝上値重い展開か、米株高も買い疲れ感

　３日の東京株式市場は、強弱観対立のなか日経平均株価は前日終値近辺でもみ合いとなり、上値の重い展開となりそうだ。前日の米国株市場ではアルファベット＜GOOGL＞が好決算を評価され大きく買われ、全体相場を牽引する格好となった。ＮＹダウは引けにかけて上げ幅を広げたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数や機関投資家がベンチマークとして重視するＳ＆Ｐ５００指数なども上昇、主要株３指数が揃って４日続伸となっておりリスク選好の流れが継続している。ただ、個別株ベースでは目先利益確定売りで値を下げる銘柄も増加しており、買い疲れ感も垣間見える。東京市場でも日経平均が前日までの４営業日で１３００円以上の上昇をみせていることから、上値を買い進む動きは限られ戻り一服となる可能性がある。個別株は本格化する決算発表を横にらみに明暗を分けることになりそうだ。 　２日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比２２４ドル０９セント高の３万５６２９ドル３３セントと４日続伸。ナスダック総合株価指数は同７１．５４４ポイント高の１万４４１７．５４７だった。 　日程面では、きょうは２月の日銀当座預金増減見込み、３０年物国債の入札など。海外では２１年１２月の豪貿易収支、英中銀の金融政策委員会の結果発表、ＥＣＢ理事会の結果発表とラガルドＥＣＢ総裁の記者会見、１０～１２月期の米労働生産性指数（速報値）、１月の米ＩＳＭ非製造業景況感指数、１２月の米製造業受注など。 出所：MINKABU PRESS

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