米国株見通し：上げ渋りか、雇用統計を見極め

（14時00分現在）

S&P500先物　　　　　　4,568.10（+21.6）
ナスダック100先物　　15,171.70（+152.0）


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物（WTI）は堅調となり、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


1日の主要3指数は続伸。ダウは前日終値を下回る場面もあったが、終盤にかけて上げ幅を拡大し、273ドル高の35405ドルで取引を終えた。この日発表された製造業PMIが上方修正されたほかISM製造業指数は高水準を維持し、製造業の底堅さが示された。また、連邦準備制度理事会（FRB）当局者からは早期利上げが言及されたものの、想定を超える引き締めへの思惑は後退し、株買い継続で指数を押し上げた。


本日は上げ渋りか。前日の決算発表で記録的な好業績となったグーグル（アルファベット）で、引き続きハイテク関連が注目される。長期金利の上昇が抑制され、今晩のフェイスブックの業績が堅調なら相場をけん引する可能性があろう。ただ、金融政策がテーマのため、正常化への思惑から株買いは限定的となりそうだ。ADP雇用統計は大幅減と予想され、今週末の雇用統計を見極めようと積極的な買いは抑制されよう。


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