寄り付き概況

日経平均は224円高でスタート、トヨタやデンソーなどが上昇

配信日時:2022/02/02 09:27 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27302.99;+224.51TOPIX;1909.43;+13.37


[寄り付き概況]

 2日の日経平均は224.51円高の27302.99円と4日続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は273.38ドル高の35405.24ドル、ナスダック106.12ポイント高の14346.00で取引を終了した。良好な企業決算に加え、予想を上回った1月ISM製造業景況指数や12月JOLT求人件数を好感し、寄り付き後、上昇。

 その後、ISM指数の支払価格の上昇を受け長期金利が上昇に転じると、売り圧力が強まり一時下落に転じる局面も見られた。しかし、全国34州でコロナ入院患者が減少したとの統計を受け、回復期待が強まり景気敏感株がけん引し再び上昇。引けにかけ、上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)がそろって上昇した流れを引き継いだ。また、主要企業の四半期発表が佳境となっており、好決算や好業績見通しの銘柄に物色の矛先が向かい、相場の支えとなった。

 一方、米金融政策を巡る不透明感や、緊張が続くウクライナ情勢、国内での新型コロナ感染拡大など懸念材料が多く、株価の重しとなり、また、昨日までの3営業日で日経平均が900円を超す上げとなったことから戻り待ちの売りも出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、空運業、証券商品先物、ゴム製品、鉄鋼、輸送用機器などが値上がり率上位、海運業、水産・農林業、電気・ガス業、鉱業、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。

 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ<7203>、デンソー<6902>、東エレク<8035>、三菱UFJ<8306>、日本郵政<6178>、日立<6501>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、三井物産<8031>、TDK<6762>、シマノ<7309>
などが上昇。 他方、村田製<6981>、コニカミノルタ<4902>、キヤノン<7751>、任天堂
<7974>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、NTT<9432>、7&iHD<3382>などが下落している。

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