みんかぶニュース 市況・概況

東京株式(大引け)=76円高、米株高好感も買い一巡後は急速に伸び悩む

配信日時:2022/02/01 15:56 配信元:MINKABU
 1日の東京株式市場は、前日の米株高を受けてリスク選好ムードのなか日経平均は上値追いを続けたが、買い一巡後は急速に伸び悩む展開となった。  大引けの日経平均株価は前営業日比76円50銭高の2万7078円48銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は13億7398万株、売買代金概算は3兆4082億円。値上がり銘柄数は914、対して値下がり銘柄数は1193、変わらずは77銘柄だった。  きょうの東京市場はリスクを取る動きが優勢となり、前場は日経平均が400円超の上昇をみせる場面もあった。前日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが顕著で、主要株価指数が揃って大幅高、特にナスダック総合株価指数の上昇が際立った。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も急伸しており、東京市場でも朝方は半導体主力株が軒並み買われ全体相場を押し上げた。しかし、2万7000円台前半では戻り売り圧力が強く、買い一巡後は上値の重さが意識され、前場後半を境に急速に上げ幅を縮小。インフレ警戒感から、FRBをはじめ世界の中央銀行が金融引き締め方向に政策の舵を切るなか、ハイテク値がさ株などの上値を積極的に買う動きは限られた。TOPIXもわずかにプラスで引けたが、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っている。  個別では、日本郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの大手海運株が商いを膨らませ大幅高。また、東京エレクトロン<8035.T>が高く、村田製作所<6981.T>、キーエンス<6861.T>、TDK<6762.T>なども上値を追った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>がしっかり。塩野義製薬<4507.T>が値を飛ばし、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>も上昇。クイック<4318.T>が値上がり率トップに買われ、キャリアデザインセンター<2410.T>も急伸。Jパワー<9513.T>も商いを伴い大幅高。  半面、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>は朝高後大きく値を崩した。トヨタ自動車<7203.T>が冴えず、富士通<6702.T>、日立製作所<6501.T>も軟調。ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。WOW WORLD<2352.T>がストップ安に売られ、伯東<7433.T>も急落。日本精工<6471.T>、東レ<3402.T>なども大幅安となった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ