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タメニー Research Memo(3):婚活・カジュアルウェディング領域を主力として、周辺領域にも事業展開
配信日時:2021/12/20 15:03
配信元:FISCO
■事業概要
1. サービス概要
タメニー<6181>は結婚相談所・婚活パーティー等の婚活領域、カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会プロデュース・ジュエリー販売等のカジュアルウェディング領域を主力に、周辺領域として、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム・オンライン婚活サービス・企業向け婚活支援システム等のテック領域、成婚後サポート・保険代理店・住宅情報・ファイナンシャルプランニング等のライフスタイル領域、地方自治体向け婚活支援・企業向けイベントプロデュース・映像制作等の法人・自治体領域にも事業展開している。各領域の事業・サービス内容は以下のとおりである。
報告セグメント区分は2022年3月期第1四半期から変更して、婚活事業(高付加価値型の結婚相談所運営、婚活パーティー企画・運営等)、カジュアルウェディング事業(カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会のプロデュース等)、テック事業(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム運営、オンライン婚活サービス等)、ライフスタイル事業(保険・金融・不動産関連の生活品質向上に資するサービス提供)、法人・自治体向け事業(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュース等)としている。
2022年3月期第2四半期累計のセグメント別(調整前)売上高構成比は婚活事業が47.5%、カジュアルウェディング事業が44.8%、テック事業が2.5%、ライフスタイル事業が0.9%、法人・自治体向け事業が4.2%だった。2019年4月にカジュアルウェディング大手のメイションをグループ化(2020年10月に吸収合併)し、婚活事業とカジュアルウェディング事業の2本柱だが、コロナ禍の影響でややイレギュラーな形となっている。
結婚相談所は高品質が強みで成婚率が業界首位
2. 婚活事業
婚活事業の主要サービスは、会員制の結婚相談所「パートナーエージェント」の運営、及びエントリーサービスとしての婚活パーティー「OTOCON」の企画・運営である。2020年11月には、ワンランク上の婚活パーティー「パートナーエージェントパーティー(PAP)」を開始した。2021年3月にはDX婚活として、成婚率No.1のサービス品質はそのままに、より効率的・リーズナブルな婚活を実現するオンライン結婚相談所「パートナーエージェントONLINE」を開始した。
結婚相談所「パートナーエージェント」は、主に1年以内を目途に結婚相手を見つけたい会員に対して、高いスキルを持った専任の成婚コンシェルジュサービスと独自のマッチングシステムで活動をサポートする。会員の平均在籍期間は約18ヶ月、1人当たり平均費用(登録料、初期費用、月会費、オプション料、成婚料など)は約37万円となっている。成婚コンシェルジュによるマルチサポートで、業界首位の成婚率(成婚率=年間成婚退会者数/年間平均在籍会員数×100、(株)ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの2020年4月調べ)を特徴としている。成婚率は2021年3月期にコロナ禍の影響で一時的に低下したが、この特殊要因を除けばおおむね27%~28%で推移している。またコロナ禍を背景として、オンライン結婚相談所「パートナーエージェントONLINE」の展開も本格化させている。
婚活パーティー「OTOCON」は、本気で結婚したい男女が安心して気軽に参加できる業界最安水準・均一価格の婚活パーティーとして2013年6月に開始した。結婚相談所「パートナーエージェント」へのエントリーサービスと位置付けて、全国の自社会場を中心に開催している。参加者数及び開催数は2019年3月期まで順調に増加したが、2020年3月期から運営最適化とサービス品質向上を目的として戦略的に開催数を減らしている。さらに2021年3月期には、コロナ禍によるイベント中止・自粛も影響して大幅に減少した。当面はコロナ禍の影響で開催回数を増やすことが難しいが、今後の戦略としてワンランク上の婚活パーティー「PAP」の展開加速を図る方針だ。2022年3月期第2四半期時点で「PAP」登録会員数は3,000名を突破した。
その他の新規オプションサービスとして、2020年6月にトータルコーディネートで会員の魅力を最大限に引き出す婚活用スタイリングサービス「パートナーエージェントコーディネート(PAC)」を開始した。サービス開始から6ヶ月でPAC利用者の成婚率が約1.4倍に上昇するという成果が得られたため、2021年1月から全国展開を開始した。そのため、2022年3月期第2四半期累計の販売件数は395件となった。また2021年3月には多様化する婚活ニーズに対応して、会員のプロフィールを動画で伝えるオプションサービス「ビデオプロフィール」も開始した。
なお2021年8月には、AI婚活のマッチング精度のさらなる向上を目指して、NTTレゾナント(株)が提供する「gooのAI」を導入して従来のマッチングシステムをリニューアルし、新たにAI婚活マッチングシステム「sieger」の名称で運用を開始した。
また2021年9月には、結婚相談所「パートナーエージェント」が(株)スクラムの全国結婚相談所の事業者間データ連携プラットフォームサービス「SCRUM」(会員数約4.3万人)と接続した。「SCRUM」は、全国結婚相談事業者連盟を運営する(株)TMSホールディングスと(株)日本仲人連盟が、2021年2月に共同で創設した、全国の結婚相談所を繋ぐデータ連携サービスである。この接続により、「パートナーエージェント」における紹介可能なマッチングプール(活動会員数)が、後述する婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の登録会員数(約3万人)と合わせて、結婚相談所業界最大級の7万人超となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
1. サービス概要
タメニー<6181>は結婚相談所・婚活パーティー等の婚活領域、カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会プロデュース・ジュエリー販売等のカジュアルウェディング領域を主力に、周辺領域として、婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム・オンライン婚活サービス・企業向け婚活支援システム等のテック領域、成婚後サポート・保険代理店・住宅情報・ファイナンシャルプランニング等のライフスタイル領域、地方自治体向け婚活支援・企業向けイベントプロデュース・映像制作等の法人・自治体領域にも事業展開している。各領域の事業・サービス内容は以下のとおりである。
報告セグメント区分は2022年3月期第1四半期から変更して、婚活事業(高付加価値型の結婚相談所運営、婚活パーティー企画・運営等)、カジュアルウェディング事業(カジュアル挙式披露宴・フォトウェディング・結婚式二次会のプロデュース等)、テック事業(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム運営、オンライン婚活サービス等)、ライフスタイル事業(保険・金融・不動産関連の生活品質向上に資するサービス提供)、法人・自治体向け事業(地方自治体向け婚活支援、企業向けイベントプロデュース等)としている。
2022年3月期第2四半期累計のセグメント別(調整前)売上高構成比は婚活事業が47.5%、カジュアルウェディング事業が44.8%、テック事業が2.5%、ライフスタイル事業が0.9%、法人・自治体向け事業が4.2%だった。2019年4月にカジュアルウェディング大手のメイションをグループ化(2020年10月に吸収合併)し、婚活事業とカジュアルウェディング事業の2本柱だが、コロナ禍の影響でややイレギュラーな形となっている。
結婚相談所は高品質が強みで成婚率が業界首位
2. 婚活事業
婚活事業の主要サービスは、会員制の結婚相談所「パートナーエージェント」の運営、及びエントリーサービスとしての婚活パーティー「OTOCON」の企画・運営である。2020年11月には、ワンランク上の婚活パーティー「パートナーエージェントパーティー(PAP)」を開始した。2021年3月にはDX婚活として、成婚率No.1のサービス品質はそのままに、より効率的・リーズナブルな婚活を実現するオンライン結婚相談所「パートナーエージェントONLINE」を開始した。
結婚相談所「パートナーエージェント」は、主に1年以内を目途に結婚相手を見つけたい会員に対して、高いスキルを持った専任の成婚コンシェルジュサービスと独自のマッチングシステムで活動をサポートする。会員の平均在籍期間は約18ヶ月、1人当たり平均費用(登録料、初期費用、月会費、オプション料、成婚料など)は約37万円となっている。成婚コンシェルジュによるマルチサポートで、業界首位の成婚率(成婚率=年間成婚退会者数/年間平均在籍会員数×100、(株)ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの2020年4月調べ)を特徴としている。成婚率は2021年3月期にコロナ禍の影響で一時的に低下したが、この特殊要因を除けばおおむね27%~28%で推移している。またコロナ禍を背景として、オンライン結婚相談所「パートナーエージェントONLINE」の展開も本格化させている。
婚活パーティー「OTOCON」は、本気で結婚したい男女が安心して気軽に参加できる業界最安水準・均一価格の婚活パーティーとして2013年6月に開始した。結婚相談所「パートナーエージェント」へのエントリーサービスと位置付けて、全国の自社会場を中心に開催している。参加者数及び開催数は2019年3月期まで順調に増加したが、2020年3月期から運営最適化とサービス品質向上を目的として戦略的に開催数を減らしている。さらに2021年3月期には、コロナ禍によるイベント中止・自粛も影響して大幅に減少した。当面はコロナ禍の影響で開催回数を増やすことが難しいが、今後の戦略としてワンランク上の婚活パーティー「PAP」の展開加速を図る方針だ。2022年3月期第2四半期時点で「PAP」登録会員数は3,000名を突破した。
その他の新規オプションサービスとして、2020年6月にトータルコーディネートで会員の魅力を最大限に引き出す婚活用スタイリングサービス「パートナーエージェントコーディネート(PAC)」を開始した。サービス開始から6ヶ月でPAC利用者の成婚率が約1.4倍に上昇するという成果が得られたため、2021年1月から全国展開を開始した。そのため、2022年3月期第2四半期累計の販売件数は395件となった。また2021年3月には多様化する婚活ニーズに対応して、会員のプロフィールを動画で伝えるオプションサービス「ビデオプロフィール」も開始した。
なお2021年8月には、AI婚活のマッチング精度のさらなる向上を目指して、NTTレゾナント(株)が提供する「gooのAI」を導入して従来のマッチングシステムをリニューアルし、新たにAI婚活マッチングシステム「sieger」の名称で運用を開始した。
また2021年9月には、結婚相談所「パートナーエージェント」が(株)スクラムの全国結婚相談所の事業者間データ連携プラットフォームサービス「SCRUM」(会員数約4.3万人)と接続した。「SCRUM」は、全国結婚相談事業者連盟を運営する(株)TMSホールディングスと(株)日本仲人連盟が、2021年2月に共同で創設した、全国の結婚相談所を繋ぐデータ連携サービスである。この接続により、「パートナーエージェント」における紹介可能なマッチングプール(活動会員数)が、後述する婚活事業者間相互会員紹介プラットフォーム「CONNECT-ship」の登録会員数(約3万人)と合わせて、結婚相談所業界最大級の7万人超となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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