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グローブライド Research Memo(3):「DAIWA」を主力に、フィッシング総合用品企業として世界トップ(1)
配信日時:2021/12/20 15:03
配信元:FISCO
■会社概要
2. 事業概要
(1) 4事業体制
グローブライド<7990>はスポーツ・レジャー関連をその事業領域とし、現在はフィッシング、ゴルフ、ラケットスポーツ、サイクルスポーツの4つの分野で事業を展開している。フィッシング総合用品企業として世界トップの地位にあるフィッシング事業については、「DAIWA」ブランドが深く浸透しているが、ほかの3分野においても、ゴルフ事業では「ONOFF(オノフ)」と「FOURTEEN(フォーティーン)」、ラケットスポーツ事業では「Prince(プリンス)」、サイクルスポーツ事業では「corratec(コラテック)」にそれぞれ象徴されるように、洗練された独自の世界観を有するブランドを展開している点に同社の特長がある。
2021年3月期実績ベースでは、フィッシング事業の売上高が全体の90.9%を占め、ゴルフ事業が4.5%、スポーツ用品事業(ラケットスポーツ用品販売、サイクル用品販売を含む)が4.2%と続く。
事業分野別の概況は以下のとおりだ。
a) フィッシング事業
同社の中核事業で、フィッシング総合用品企業としては世界トップの地位にある。製品ブランドは「DAIWA」で、「Feel Alive.」(最高の瞬間を感じる。)をビジョンに掲げ、成長著しいルアーフィッシング(疑似餌釣り)を拡張させる一方、世界各地の対象魚を幅広くカバーしている。製品ラインナップも、リールやロッドはいうまでもなく、アパレル(ウエア類)や保冷ボックスやバッグ・専用の小物類まで幅広い。
重要な差別化要因となる技術面では、「ダイワテクノロジー」を旗印に掲げ、リールやロッドをはじめとする様々な釣り用品に関して、防水や防塵といった独自の機能を追い求め、様々な視点から各種パーツについて常に革新的技術を追求し、実際に製品に搭載することで、世界のフィッシング・ギアをリードすることを目指している。
釣り用品の市場は、釣種や対象の魚種によって非常に細かく分かれている。そうした幅広い市場セグメントのそれぞれに、多数の小規模事業者が参入している。すなわち、市場セグメンテーションのみならず参入プレーヤーの観点からも、非常に細分化された市場となっている。また、いわゆる釣り用品企業だけでなく、大手企業が一部の市場に参入しているようなケース(例として、東レ<3402>やクレハ<4023>が釣り糸を手掛けているケース)もある。そうしたなかで同社は、総合釣り用品企業として、多種多様な製品をラインナップすることで世界トップの地位にある。
製造面では、国内では東京工場(本社工場)と子会社の那須ダイワ(株)において、リール及びロッドを生産している。海外においては、英国、タイ、ベトナム、中国とグローバルな製品供給体制を確立し、特定地域への集中リスクを分散するため、ベトナムを中心として生産体制の強化を図っている。
b) ゴルフ事業
ゴルフ事業は、1971年にダイワゴルフ(株)を設立し、ゴルフ用品の製造販売に進出したことが始まりだ(ダイワゴルフはその後、1995年に同社本体に吸収合併)。2008年にはゴルフクラブの製造販売を手掛ける(株)フォーティーンを子会社化し、現在は「ONOFF」「DAIWA GIII(ダイワジースリー)」「RODDIO(ロッディオ)」(子会社の(株)スポーツライフプラネッツが製造販売)、「FOURTEEN」(子会社のフォーティーンが製造販売)の4ブランドを展開している。
ゴルフ事業における中核ブランドは「ONOFF」で、『上質な大人のゴルフ』をコンセプトに展開している。“上質な大人”にふさわしいプレミアム感の演出を目的に、メンバーズクラブ『CLUB ONOFF』を展開し、一段のサービス拡充に取り組んでいる。
また「FOURTEEN」は、その名がゴルフクラブ1セットのクラブ本数に由来するように、「すべてのゴルファーにベストな14本を」をコンセプトにゴルフクラブの性能にこだわって展開しているブランドだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<NB>
2. 事業概要
(1) 4事業体制
グローブライド<7990>はスポーツ・レジャー関連をその事業領域とし、現在はフィッシング、ゴルフ、ラケットスポーツ、サイクルスポーツの4つの分野で事業を展開している。フィッシング総合用品企業として世界トップの地位にあるフィッシング事業については、「DAIWA」ブランドが深く浸透しているが、ほかの3分野においても、ゴルフ事業では「ONOFF(オノフ)」と「FOURTEEN(フォーティーン)」、ラケットスポーツ事業では「Prince(プリンス)」、サイクルスポーツ事業では「corratec(コラテック)」にそれぞれ象徴されるように、洗練された独自の世界観を有するブランドを展開している点に同社の特長がある。
2021年3月期実績ベースでは、フィッシング事業の売上高が全体の90.9%を占め、ゴルフ事業が4.5%、スポーツ用品事業(ラケットスポーツ用品販売、サイクル用品販売を含む)が4.2%と続く。
事業分野別の概況は以下のとおりだ。
a) フィッシング事業
同社の中核事業で、フィッシング総合用品企業としては世界トップの地位にある。製品ブランドは「DAIWA」で、「Feel Alive.」(最高の瞬間を感じる。)をビジョンに掲げ、成長著しいルアーフィッシング(疑似餌釣り)を拡張させる一方、世界各地の対象魚を幅広くカバーしている。製品ラインナップも、リールやロッドはいうまでもなく、アパレル(ウエア類)や保冷ボックスやバッグ・専用の小物類まで幅広い。
重要な差別化要因となる技術面では、「ダイワテクノロジー」を旗印に掲げ、リールやロッドをはじめとする様々な釣り用品に関して、防水や防塵といった独自の機能を追い求め、様々な視点から各種パーツについて常に革新的技術を追求し、実際に製品に搭載することで、世界のフィッシング・ギアをリードすることを目指している。
釣り用品の市場は、釣種や対象の魚種によって非常に細かく分かれている。そうした幅広い市場セグメントのそれぞれに、多数の小規模事業者が参入している。すなわち、市場セグメンテーションのみならず参入プレーヤーの観点からも、非常に細分化された市場となっている。また、いわゆる釣り用品企業だけでなく、大手企業が一部の市場に参入しているようなケース(例として、東レ<3402>やクレハ<4023>が釣り糸を手掛けているケース)もある。そうしたなかで同社は、総合釣り用品企業として、多種多様な製品をラインナップすることで世界トップの地位にある。
製造面では、国内では東京工場(本社工場)と子会社の那須ダイワ(株)において、リール及びロッドを生産している。海外においては、英国、タイ、ベトナム、中国とグローバルな製品供給体制を確立し、特定地域への集中リスクを分散するため、ベトナムを中心として生産体制の強化を図っている。
b) ゴルフ事業
ゴルフ事業は、1971年にダイワゴルフ(株)を設立し、ゴルフ用品の製造販売に進出したことが始まりだ(ダイワゴルフはその後、1995年に同社本体に吸収合併)。2008年にはゴルフクラブの製造販売を手掛ける(株)フォーティーンを子会社化し、現在は「ONOFF」「DAIWA GIII(ダイワジースリー)」「RODDIO(ロッディオ)」(子会社の(株)スポーツライフプラネッツが製造販売)、「FOURTEEN」(子会社のフォーティーンが製造販売)の4ブランドを展開している。
ゴルフ事業における中核ブランドは「ONOFF」で、『上質な大人のゴルフ』をコンセプトに展開している。“上質な大人”にふさわしいプレミアム感の演出を目的に、メンバーズクラブ『CLUB ONOFF』を展開し、一段のサービス拡充に取り組んでいる。
また「FOURTEEN」は、その名がゴルフクラブ1セットのクラブ本数に由来するように、「すべてのゴルファーにベストな14本を」をコンセプトにゴルフクラブの性能にこだわって展開しているブランドだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<NB>
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