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午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、国債発行を巡る不透明感から上値重い

配信日時:2021/11/29 15:58 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン型」への警戒感から引き続き安全資産が選好された。  世界経済の下押し懸念から前週末の欧米株式市場が大幅安となったほか、米長期金利は24日の1.6%台前半から1.4%台後半と大幅に低下。この日の東京市場でも投資家のリスク回避姿勢が続き、債券先物は堅調にスタートした。ただ、時間外取引で米長期金利の低下が一服していたことから国内債への買いは続かず、その後は強弱感が対立。きょうは午前に国債投資家懇談会、夕方に国債市場特別参加者会合が開かれるとあって、来年度の国債発行を巡る不透明感もくすぶっており、午前にはマイナス圏に沈む場面があった。とはいえ、朝安後に持ち直していた日経平均株価が再び軟化すると、債券先物に買いが流入した。なお、きょうは日銀が「残存期間3年超5年以下」「同5年超10年以下」「物価連動債」を対象にした国債買いオペを実施したが、債券相場の反応は限定的だった。  先物12月限の終値は前週末比2銭高の151円74銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末に比べて横ばいの0.070%だった。 出所:MINKABU PRESS

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