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米外為市場サマリー:一時115円52銭と17年1月以来の水準まで上昇
配信日時:2021/11/25 08:09
配信元:MINKABU
24日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=115円43銭前後と前日に比べて30銭弱のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=129円28銭前後と同20銭強のユーロ安・円高だった。
米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が19万9000件と52年ぶりの低水準となったほか、米商務省が発表した10月の個人消費支出(PCE)物価指数で変動の激しい食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比4.1%上昇し約30年ぶりの高水準となったことを受けてドル買い・円売りが流入。バイデン米大統領が22日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を再任する方針を発表したことによる米利上げ前倒しの思惑などで、米長期金利が一時1.6%台後半と約1カ月ぶりの水準まで上昇したこともドルの支援材料となった。今月2~3日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で、11月からの開始を決めた量的緩和の縮小(テーパリング)のペースを状況に応じて速めるべきとの意見があったことが明らかになるとドルは一段高となり、115円52銭と2017年1月以来のドル高・円安水準をつける場面があった。一方、ユーロは欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大やドイツIfo経済研究所が発表した11月の企業景況感指数が市場予想を下回ったことなどから対ドルや対円で売りが優勢だった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1199ドル前後と前日に比べて0.0050ドル弱のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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