日経QUICKニュース

東証寄り付き 反落で一時100円超安 ハイテク株に売り

配信日時:2021/11/24 09:19 配信元:QUICK
 24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は反落して始まり、前営業日に比べ80円ほど安い2万9600円台後半で推移している。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が再任される見通しとなり、米長期金利が上昇。米国市場の流れが波及して休場明けの東京市場でもハイテク株に売りが出ている。下げ幅は一時100円を超えた。

 バイデン米大統領がパウエルFRB議長を再任すると22日に発表した。量的金融緩和の縮小が順調に進むとの見方から、米国市場では長期金利が23日に1.6%台後半まで上昇。金利上昇で割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)株に売りがかさむなか、東京市場でも高PERのハイテク株に売りが先行している。

 半面、下値も限定的だ。外国為替市場では円相場が4年8カ月ぶりに1ドル=115円台まで下落しており、輸出採算が改善するとの見方から輸出関連株の一角に買いが入って相場を支えている。

 JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は一進一退の展開となっている。

 サイバーやエムスリーが売られている。アドテストやスクリンも下落している。一方、日産自や三菱自が上昇。SOMPOやT&Dも買われている。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

ニュースカテゴリ