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外為12時 円、上昇 114円台前半 欧州の感染再拡大で

配信日時:2021/11/22 12:19 配信元:QUICK
 22日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇した。12時時点は1ドル=114円13~14銭と前週末17時時点と比べて23銭の円高・ドル安だった。欧州で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加し、行動規制を強化する動きが広がっている。投資家のリスク回避姿勢が強まり、「低リスク通貨」とされる円には買いが優勢だった。

 10時前の中値決済に向けては、国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとみられ、相場の重荷となった。日本時間22日の取引で米長期金利の低下が一服し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いも出た。9~12時の円の高値は114円02銭近辺、安値は114円21銭近辺で、値幅は19銭程度だった。

 円は対ユーロで上昇した。12時時点は1ユーロ=128円63~65銭と、同1円09銭の円高・ユーロ安だった。ユーロは対ドルでも下落した。12時時点は1ユーロ=1.1270ドル近辺と同0.0073ドルのユーロ安・ドル高だった。欧州での新型コロナの感染再拡大を受け、ユーロに売りが出た。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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