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19日の米株式市場の概況、欧州のコロナ再拡大でリスク回避強まりダウ平均株価は3日続落

配信日時:2021/11/22 08:10 配信元:MINKABU
 19日の米株式市場で、NYダウは前日比268.97ドル安の3万5601.98ドルと3日続落した。オーストリア政府が22日から全土でロックダウン(都市封鎖)を再導入すると発表したことや、ドイツでもロックダウンの検討が伝えられるなど、新型コロナウイルスが再拡大していることを受けて、世界経済の回復鈍化懸念が広がり、リスク回避の動きが強まった。デルタエアーラインズ<DAL>、ユナイテッドエアラインズHD<UAL>、アメリカン航空グループ<AAL>など航空各社が売られ、ビザ<V>、アメリカン・エキスプレス<AXP>などのクレジットカード株や、シェブロン<CVX>をはじめとするエネルギー株、ダウ<DOW>など景気敏感株にも安いものが目立った。また、米ウォール・ストリート・ジャーナルが19日、中型機「787」に新たな不具合が見つかり、出荷再開の遅れにつながると報じたボーイング<BA>は大幅安となり、1銘柄でダウ平均を80ドルあまり押し下げた。一方、引き続き四半期決算を好感したホームセンター大手のロウズカンパニーズ<LOW>は上げ、18日に四半期配当の増額を発表したナイキ<NKE>も買われた。なお、ニューヨーク市場の出来高概算は9億4719万株だった。  一方、ナスダック総合指数は、前日比63.728ポイント高の1万6057.438と続伸して初の1万6000ポイント台に乗せた。エヌビディア<NVDA>が上場来高値を更新し、アナリストが目標株価を引き上げたテスラ<TSLA>も上昇。マイクロソフト<MSFT>、APPLE INC<AAPL>、メタプラットフォームズ<FB>も高い。 出所:MINKABU PRESS

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