２２日の株式相場見通し＝反落、欧州での新型コロナ再拡大を警戒

　２２日の東京株式市場は、売りが先行し日経平均は反落する公算が大きい。前週末の米国株市場では主要株指数が高安まちまち展開となり、ＮＹダウは下値模索の動きを続けたが、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸し過去最高値を更新した。欧州で新型コロナウイルスの感染者数が再び増勢基調にあり、前週末は欧州株市場が軒並み安を強いられた。これを受け米国株市場でも、経済活動の正常化が遅れることによる世界景気の減速懸念が再び意識され、買いが手控えられた。ただ一方で、米長期金利は低下傾向となっている。前週末時点で米１０年債利回りが１．５％台半ばまで水準を切り下げており、ハイテク系グロース株には追い風となっている。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）も小幅ながら続伸した。東京市場では国内に買い手掛かりが少なく、欧米株の動向を受けて足もとではリスク回避の売りに押される展開となりそうだ。取引時間中は米株価指数先物の値動きやアジア株市場の動向に左右されるケースも想定される。 　１９日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比２６８ドル９７セント安の３万５６０１ドル９８セントと３日続落。ナスダック総合株価指数は同６３．７２８ポイント高の１万６０５７．４３８だった。 　日程面では、きょうは１０月の食品スーパー売上高、１０月の主要コンビニエンス売上高など。海外では１０月の米中古住宅販売件数など。 出所：MINKABU PRESS

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