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外為17時 円、反落 114円台前半 対ユーロも反落

配信日時:2021/11/19 17:32 配信元:QUICK
 19日の東京外国為替市場で円相場は反落した。17時時点は1ドル=114円35~36銭と、前日の同時点に比べ34銭の円安・ドル高だった。18日発表された週間の米新規失業保険申請件数が7週連続で減少し、フィラデルフィア連銀が公表した11月の製造業景況指数は市場予想を大幅に上回った。米国の景気回復やインフレ圧力を改めて意識した円売り・ドル買いが優勢だった。

 19日の日経平均株価が堅調に推移し、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がったのも「低リスク通貨」とされる円の売りを促した。国内輸入企業による円売り・ドル買いが出たとの観測も相場の重荷となった。

 円は対ユーロで11営業日ぶりに反落した。17時時点は1ユーロ=129円73~74銭と、同51銭の円安・ユーロ高だった。

 ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は1ユーロ=1.1344~45ドルと、同0.0010ドルのユーロ高・ドル安だった。このところのユーロ安基調を受け、利益確定や持ち高調整のユーロ買い・ドル売りが優勢となった。

 トルコリラは下落した。17時時点では対円で1リラ=10円41~43銭と前日17時時点(10円60銭程度)を下回っている。トルコ中央銀行は18日、3会合連続で利下げに踏み切った。低金利を志向するエルドアン大統領の意向に沿った結果となり、リラ売り・円買いが続いた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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