みんかぶニュース 為替・FX

午後:債券サマリー 先物は続落、国債増発懸念が強まる

配信日時:2021/11/18 15:56 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月12月限は3日続落。午前はプラス圏で推移したものの、午後は株価が下げ幅を縮めると同時に売りが優勢となった。  17日の米長期債相場が5営業日ぶりに反発(金利は低下)したことを受け、債券先物に買いが先行した。ただ、今晩に発表される米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数、米10月景気先行指数を見極めたいとして模様眺めムードが広がりやすく、積極的に上値を追う勢いには乏しかった。午後には20年債入札の強めの結果が好感される場面もあったが、日本経済新聞・電子版が「政府が19日に閣議決定する経済対策の規模が財政支出ベースで55.7兆円程度となったことが18日、分かった」と伝えると、下落していた日経平均株価が一時上げに転じ、つれて安全資産とされる債券には売りが流入。経済対策に伴う国債増発への警戒感が強まるなか、債券先物は一時151円44銭まで軟化した。なお、この日は20年債入札の結果は、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は4銭と前回(10月19日)の6銭から縮小し、応札倍率は3.78倍と前回の2.69倍を上回った。  先物12月限の終値は前日比9銭安の151円53銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.010%上昇の0.080%だった。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ