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午後:債券サマリー 先物は続落、米金利の先高観から上値重い

配信日時:2021/11/17 15:37 配信元:MINKABU
 17日の債券市場で、先物中心限月12月限は続落。朝安後はプラス圏に浮上する場面もあったが、米長期金利の先高観から上値は重かった。  16日に発表された米10月小売売上高と米10月鉱工業生産がともに市場予想を上回ったことを受け、同日の米市場では米景気の先行きに対する期待感が台頭。米セントルイス地区連邦準備銀行のブラード総裁のタカ派的な発言もあって米長期債相場は続落(金利は上昇)し、これが影響するかたちで債券先物に売りが先行した。ただ、内閣府が発表した9月の機械受注が市場予想を下回ったことなどを背景に、日経平均株価が下げに転じると安全資産とされる債券が選好され、債券先物は151円67銭まで強含む場面があった。とはいえ、時間外取引で米長期金利が高止まりしていることから買いは続かず、あす18日に20年債入札を控えて再び軟化。この日に行われた日銀の国債買いオペ結果は、「残存期間1年超3年以下」の応札倍率が3.02倍(前回は2.83倍)、「同5年超10年以下」は1.84倍(同2.35倍)、「同25年超」は4.15倍(同5.79倍)となったが、市場では特に材料視されなかった。  先物12月限の終値は前日比4銭安の151円62銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.070%だった。 出所:MINKABU PRESS

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